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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   コオロギと鳴き声   ゆうちゃん

 コオロギは「リーリー」と鳴くというけれど、「リーリー」と聞こえるのは人間の耳にそう聞こえるだけのことで、コオロギにはどう聞こえているのだろう、そんなことを小学生のころふと考えたことがある。人間の耳とコオロギの「耳」の構造はまるでちがったものだろうから、少なくともコオロギが人間が聞いているのと同じように「リーリー」という音を聞いているという保証はありません。先日ラジオで、東京ではアオマツムシが木の上でうるさいほど鳴いていて、他の虫の声が聞こえないほどだ、このアオマツムシは明治時代に中国から渡ってきた帰化昆虫で、どうも声がうるさすぎて味気ないというような話をしていた。それを聞きながら、横浜に住んでいる私は、どうしてその虫が横浜にはいないのだろうと不思議に思ったのだが、つい先ごろ、ぼんやりと庭に出て夕涼みをしている時、妙に大きな声の虫が鳴いているのに気がついた。(要約)
 去年、広報委員会のAグループにいた大脇君が、
「俺の担任の川村先生は授業中がやけに声が大きいから、来年気おつけて。」
と、言われたが今年担任になってみたら、全然声が大きくなくて面白い先生で良かったです。
 よく、ある子が早口で本当は「ステージ」と、言っていても他の人は「ステ—ブ」とか「ステーション」などと聞き間違えなどが起る原因になってしまうことがある。(体験)まるで、早口言葉みたいだ。でも、本人はしゃべるのが早くても、なるべく、聞き取るようにしなければいけないということを思った。その、話とコオロギの鳴き声とだいたい似ている。もしかしたら、コオロギは「リーンリーン」とか「リンリンリン」かもしれない確率は無い事は無いのだ。
 噂を聞いたのをホントかどうか知らなくても信用しても、実際に見たり会ったりしないと分からないことが最後に分かった。

   講評   jun

 要約は、全体のバランスから考えると少し長いけれど、文末を常体に直してまとめることができたね。一箇所だけ「保証はありません。」というところだけ見落としてしまったので気をつけましょう。(これは先生も見落としていました。)
 似た話の一つ目は、先入観に関する話が書けたね。うわさで聞くのと実際の姿とは違っていたというわけですね。この話の最後も、「良かったです。」となっているので、常体に直してね。
 二つ目の話はよく思いついたね。早口の友達は、自分の言っていることが他人にきちんと伝わるかどうかを考える必要がありそうですね。自分では早口だと気づいていないのかもしれませんが。
 先入観にとらわれずに実際の姿を見て確かめてみないと本当のことはわからないという結びもうまくまとめましたよ。この一文は、「噂で聞いたことを本当かどうかわからないまま信用せずに、実際に見たり会ったりして確かめることが大事だと分かった。」とすればすっきりしますね。

▲「気おつけて」→「気をつけて」
                              

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