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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   物事と知識の違い   あろら

 見テ 知リン 知リテ ナ見ソ 見てから知るべきである、知ったのちにみようとしないほうがいい、という意味でしょうが、じつはもっと深い意味があるような気がする。ひとつの美術作品にむかいあうときに、その作品や経歴や、その作品の意図するものや、そして世間でその作品がどのような評価されているか、また有名な評論家たちがどんなふうにその作品を批評しているか、などという知識が頭の中にたくさんあればあるほど、一点の美術品をすなおに、自分の心のおもむくままに、見ることが困難になってくる。自分の感性を信じつつ、なお一般的な知識や、他の人びとの声に耳をかたむける余裕、このきわどいバランスの上に私たちの感受性というものは成り立ちません。このことで知識にとらわれず物事をありのまま見ることが大切だ。
 第一の理由は先入観があると物事の真の姿を見ることができなくなるからだ。例えば、「あの先生はこわいよ」という噂が流れると、実際にはどんな先生なのか分からないのに思いこんでしまう。でも、会って見たら、たいして恐くないとか逆におもしろい先生などよく見かける。(体験)
 また第二の理由は、知識に頼らず、自分の目で見たほうが自分も成長するからだ。例でたとえてみると、ゲームなどがあたる。ゲームは進まない時ように、攻略本がある。その攻略本を使うとすぐ進む。そうすると楽しくなくなる事がある。だから、本に頼らず進んでいく事が、自分の成長にも大切な事だ。しかし面白い事もある。それはバグだ。バグらせるとすごいことになるが、みんなと楽しめる。(爆)
 確かに知識があったほうが、能率よくていいが、行動するためには多くのことに無知でならばならない、というように自分の見方で物事をありのままに見るのが大切だ。

   講評   miri

<第1段落>この長文はいかがでしたか。「自分の感性を信じつつ、知識や他人の意見にも耳を傾けねばならない 」ということが大切のようですね。要約、意見ともうまくかけましたね。
<第2段落>物事をありのままに見ることが大切な理由のひとつめは、「先入観があると物事の真の姿を見ることができなくなるから」「先入観」という言葉がフィットしますね。
<第3段落>「自分も成長するから」これは二つ目の理由。どんな「すごいこと」になるのか、知りたいなあ。このように体験実例を入れるときは、具体的にリアルに描くほうがその効果を発揮します。
<第4段落>まとめの段落は、主張はわかりますが、言い回しに一工夫かな。「自分の見方で物事をありのままに見るのが大切だ。」の前に「まずは」をつけたらどうでしょうか。 名言は「かぎかっこ」で括りましょう。


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