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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   落ちてきたら   スヌーピー

落ちてきたら                        スヌーピー
落ちてきたら 今度は もっと高く もっともっと高く 何度でも 打ち上げよう 美しい願い事のように この詩は、作者がある取材の依頼で、子供が紙風船で遊んでいる一枚の写真につけたものでそうだ。この詩の命には、美しい願い事のようにというすばらしい「比喩」にあるといえるだろう。この詩を読むと、いつも光さす空を見ていおう、紙風船が落ちてくるのに目をとめるより、何度も打ち上げるそのことに生きる証を見つけよう、というような祈りに似た詩の心が伝わってきて、励ましさえ感じる。私は比喩は大事だと思う。その理由は二つある。
第一の理由は比喩があると想像がふくらむからだ。たとえば、私が帽子を買って、友達にその帽子の話をしているとしよう。その帽子は大体私ぐらいの頭にすっぽり入るぐらいの大きさで、色は、紺っぽくて、種類はキャップ。その帽子を友達に教えたいのだが、なかなかその帽子のキャップという言葉が思いつかなかった。私は
「えーと、大体横が30センチぐらいで、たてが20ぐらい?で、色は紺で、たてに丸いものがついてる。」
こんなの聞いても誰もわからなかった。「種類はどういうの?」と聞かれたが肝心のそれが分からない。必死に説明しようとがんばったけれどもダメだった。そのとき、例えなんて思いつかなかった。もうどうしようもなく
「じゃああした紙に書いて話すってことでいい?」
みたいなことになった。そして翌日、「あー!持ってくるの忘れた・・・・」「なんなんだよ!(笑)まぁいいや、昨日よく考えたんだけどさぁ、種類の名前は分からないんだけど、なんか野球帽みたいなの?」あー!それだ。私がほしかったのはその例えだった。「そうそうそれだよそれ」そんな感じで私はその例えが見つからなくて悔しかった。しかも、大きさなんか私の頭にすっぽり入るぐらいって最初からいえばよかったもののあんなわけが分からない説明をして。こんなように例えがないと相手に伝わらなく悔しい思いをすることがある。だから比喩があったほうがいい。
第二の理由は比喩がないと説明する時間が長くなるからだ。第一の理由で書いたとうり比喩がないと説明する時間が長くなる。比喩があれば
「えーとね、種類の名前がわかんないんだけどなんか野球帽みたいなので紺色のやつ。」って言えば相手は「あーなるほど」と思う。このように比喩があると説明も短くなるし、分かりやすくなる。だから比喩があったほうがいい。
説明するときたまに比喩があると分かりづらくなる時もある。しかし比喩で大体のことは分かる。なので比喩はあったほうがいいんじゃないかと私は思う。

   講評   ita

第一段落>
 要約に続く是非の主題がしっかりできています。
<第二段落>
 理由その一はよく考えることができました。このお話は体験実例だよね。だとすると「たとえば」ということばを使わず「先日私はたとえによって助けられたことがある」などと書いて続けてみましょう。読み手を納得させるためにはまず「体験実例」です。「実際に起こったことの結果がこうだ!」と書くことで説得力が増すでしょう? 段落の流れはいいので、しっかり体験実例だということが伝わる書き方をしましょう。
<第三段落>
 理由そのニもよくできているので、第二段落とは違う実例を挙げようね。ほかに何か例はあるかしらね? 話題の豊富なスヌーピーちゃんのことです。きっと比喩が使えないことで説明に時間がかかる、という実例を挙げてみましょう。
<第四段落>
 ここは「たしかにAしかしB」の構文に当てはめて文章を作ってみよう。今回だったら「確かに比喩をつかうことで分かりづらくなるときもある。(何かの例を簡単に挙げてもいい)しかし比喩を使うことで相手の想像力を利用し、分かりやすく伝えることができる。」など。そして、名言集からことばを選んで書いてみよう。ぐっと大人っぽい感想文にしあがるよ。
とうり → とおり
なので → だから、ゆえに
                        

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