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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   地球市民の利益   ライナ・リュート

 今の時代は、国家の枠組みにそった国際感覚だけでなく、より広い、地球市民としての意識が要請されるようになってきている。僕は、自国の利益だけを考えるのではなく、全地球的な利益を考えられる人間になりたい。
 そのための第一の方法として、自分の意見や考えを持つことだ。自分の意見や考えというものは、特に難しく考えるものではないと思う。学校での話し合いや授業のときに、自分の考えを持ち、それを周囲に発表することが必要である。話し合いなどをしていて、非常に腹が立ってくることもある。それはなぜかというと、ボーっといすに座っていて、全然話し合いに参加していないやつである。はっきり言って目障りである。「こいつは一体何を考えているんだ、何を思っているんだ」「自分の意見を持ってるのか?」と疑問に思うばかりである。また、授業のときでも、誰でもわかるような問題であるのに、挙手をして発表しようとはしないのだ。自分の意見を持たずに、クラス全体の利益を考えることはできないだろう。ましてや、学校というちっぽけな利益も考えられないのに、全地球的な利益を考えることはできないだろう。だからこそ、自分の意見を持ち芯のある人間になるべきだろう。
 第二の方法として、広く視野を持ち目先の利益ばかり考えてないことだ。目先の利益ばかり考えるということは、結局は全体的な利益を見ることができないということだと思う。最近話題になっている年金の話であるが、自民党が年金法案の成立を強行採決しようとしたため、国会では乱闘が起きていた。あれは中学生の目から見ても、ただ単に自民党が利益のために、無理矢理にしたわけだ。どこに、国民のことを考えていたのだろう。もっとしっかりと考えてもらいたいものだ。
 確かに、自国や自分の利益を優先することも必要である。しかし、これからの時代のことを考えていくならば、全地球的な利益を頭に入れておくべきだと思う。自分が一人の地球市民だということを理解していれば、自分の利益のことばかり優先してはいられないのではないだろうか。「私たちの幸福が、他の人びとの不幸に支えられているのであってはならない」という名言があるが、自分の利益が、他人の不利益に支えられていてはいけないと思う。

   講評   hota


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