対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日2566 今日20 合計2586
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   オリヂナル   ミニまろ

 人間は、何かを味わうときにどうしても持っている知識に縛られてしまうことがあって、本当の良さが見えてこないことがある。本当ならもっと色々な新しい発見が隠されているはずなのに、それが見つけられないことがある。私はものを味わう時には、余計な固定観念は持たない方が良いと思う。
 第一の理由は、固定観念に縛られていては、本当のものの性質が見えてこなくなってしまうからだ。実例として食わず嫌いである。私はセロリが大大大っ嫌いでここ数年口にしていない。嫌いな理由などとうに忘れている。(笑)しかし今でも「キライ」を貫いている。頭の中は、
「セロリはマズイ。分かんないけどとにかくマズイんだ!!」
と根拠もなしに固定観念でいっぱいだ。もしかしたら食べてみたら意外と美味しいものかも知れないが、今更そのような気など起こせるはずもない。そしてこれから先十年二十年経った後も、私はもう二度とセロリを口にすることはないであろう。今思えば、もっと早く克服しておけば……と大変後悔している。
 第二の理由は、固定観念から放れることによって、新しい発見を得られることがあるからだ。例えばどこか行ったことのない国に行くとする。その際にその国のデータを全て調べ尽くして行くのと、何も知らない状態で行くのでは、どちらが多くの発見を得られるだろうか?調べ尽くしてから行く場合は、もう全て知っているような気がして、あまり面白くはないだろう。一方無知な状態で行った時は、
「あ! ココが日本と違うんだなぁ〜。」
と、色々な知らなかったことを知ることができるだろう。私が思うに知識は身近で得るのではなく、現地で得るものであるのだ。
 しかし、無知な旅はある意味危険だ。多少は知識も必要だろう。だが、「行動するためには多くのことに無知でなくてはならない。」という名言のとおり、知識に縛られず、自分なりの見方をすることが大切なのだ。新しい発見を自分で生み出すために……。

   講評   nara


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)