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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   私のまわりの自然   サボテン

 先日、日本産トキの絶滅が確実になったと報じられた。種の存続のためにさまざまな努力がはらわれ、中国産のトキを借り受けてペアリングも試みられたが、失敗に終わった。関係者の落胆は大きかったにちがいない。トキのように絶滅寸前にまで追いこまれた動物や、その数を激減させている植物を救おうと努力する姿は、「人間の良識」と評される。その通りと思う半面、偽善ではとのむなしい思いが残る。身近な動物の中にも、姿を見ることがまれになったものが少なくない。第二第三のトキを生む自然破壊が、日本全国で進んでいるからである。(要約)
 私の家では、メダカを飼っている。最初はたったの3匹だったのだが、卵を産み今はもう20匹にもなる。だが今、私の家では3匹から20匹にも増えたメダカが絶滅の危機にさらされているのだ。実際にメダカは昔、きれいな川の中に住んでいたらしい。だが今は川が汚れ、メダカは掃除機に吸い込まれるようにして川から姿を消している。私の周り(家やペットショップ)にはたくさんのメダカがいるのに、そのメダカが絶滅の危機にさらされているなんて考えられない。(体験)
 滋賀県には琵琶湖という湖があるのだが、昔から多くの魚(在来魚)が住んでいる。だが、最近ブラックバスやブル−ギルなどの外来魚が在来魚を食べてしまい在来魚が減っているらしい。だから、外来魚から在来魚を守るために色々な対策がとられてある。私は、このように在来魚を守るためにがんばっている人がえらいと思う。でも、このままでは琵琶湖全体が外来魚だらけになってしまう。だから、その対策に周りの人も協力し、少しでも在来魚が増えたらいいと思う。
 人間にとって、自然とは守っていかなくてはならないものだと思う。後悔先に立たずというように、一度絶滅してしまったものはもう二度と元に戻らない。だから、みんなで協力をしてひとつでも多く絶滅しそうな動物を減らしていけたらいいと思う。

   講評   kamono

自然破壊が進み、絶滅が心配される動植物について、家で飼うメダカは増えているのに、自然の川や田んぼからは姿を消しているという視点に、感心しました。飼っているメダカがいくら増えても、自然界にメダカがよみがえらなければ、まさに何をしているこっちゃ、ですね。琵琶湖も外来種の増加により、いままでの生態系が崩れようとしています。これも、ルアー釣りをする人たちが、安易にブラックバスなど外来種を放したことによる、と言われています。自然界というのは、人間が無神経に手を加えることで、簡単に崩れる恐れがありますね。まさに、後悔先に立たず、ですね。動植物を救おうという努力は、「人間の良識」というより、いままでの人間の身勝手を繕おうとするものだ、という指摘をしても良かったですね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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