対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日2426 今日190 合計52526
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   うちの猫   ペンペン

「あっ!」
学校から帰った時僕が叫んだ。お母さんが窓の外で猫に何かをしていたからだ。毎週家で僕の母が「お絵かきクラブ」と言うお絵かき教室を開いている。たまたま来た猫をモデルにしてクラブの人と絵を描いていた。夜になっても猫は窓の近くにずっといて、飼うことになった。名前は「メイ」にした。
 メイは黒に少し茶色が混ざった色で、最近は少し太っている。太っていないときは運動神経抜群だったが、最近太ったせいか、少しだけ衰えた気がする。メイは、お風呂がすごく嫌いだ。抱いたままお風呂に少し近づいただけで、すごい力で腕を蹴り逃げていった時があった。母がお風呂に入れたらもう、すごくいやがるので母は傷だらけになってしまう。メイはパニックになってこの世の終わりかと言うほど怖がるそうだ。
 1年後くらいに新しい猫「チャオ」が来た。チャオは母の会社の友達が拾った猫で、拾うときカラスに突っつかれていたらしい。母の友達が拾ってまだ僕の家に来なかった頃ちゃんとお風呂に入れていたようで、メイとは反対にそんなに水はいやがらない。でも間抜けなところがある。水道を微妙に出しておいていつでも猫が水を飲めるようにしている。そこに上るためジャンプをする時、メイは簡単にスタッとシンクにバランスよく落ちないように乗る。まるでやじろべえのようにちゃんとバランスがとれている。しかし、チャオはジャンプした後バランスがとれなくて、中に手をついて水を背中にかぶる時がたまにある。家族がチャオの背中を撫でるとき、
「あっ濡れてる!」
と、たまに気づいておもしろい。
 よくメイとチャオが遊ぶ道具を紹介する。「アルミボール」と言い、アルミホイルを2,3センチに丸めれば完成だ。投げると走って取りに行き、くわえて持ってくる。犬でもないのに芸ができるのだ。アルミホイルを丸める
「かさかさ」
と言う音が猫にはたまらないのだろうか、あわてて飛んでくる。遊んでくれると思っているのだろう。アルミボールを投げる「ふり」をするとだまされて投げたふりをした方向へ走ってしまう。
「あれ?」
と言う感じで探しているときに投げるととてもおもしろい。アルミボールを床においてデコピンで飛ばすのも楽しい。猫を飼っているなら是非1回アルミボールで遊んであげるといい。
 ペットがいると、遊んであげるのがとても楽しい、きっと癒される。猫に話しかけたり家族にも猫のことで話すようになったりにぎやかになる。猫が来る前より来た後の方が楽しかったから、是非飼ってない人は猫でなくてもペットをかってみて欲しい。

   講評   sato


書き出しで、メイを飼うことになるきっかけがドラマチックに描けました。叫んだ、の後ろに(書き出しの工夫)と入れてね。メイがお風呂嫌いというエピソードもよく書けていますね。チャオの登場で、二匹の違いという視点からの描写も加わって、それがまたいい味を出していました。アルミボール遊びをするなんて、犬のようでおもしろいわね。私の昔飼っていたネコも、そんな遊びをしたら喜んだでしょうね。最後の段落の中で、ペットと人間の関係や存在感について、一般化してまとめたのもとてもよかったです。うるし君のおうちに来たペットも幸せだけど、人間もペットからたくさんの元気をもらえるのですね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)