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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   「そこをなんとか」   すし

「そこをなんとか」と言う言い方は、きわめてあいまいである。しかし、外国人が、断るとき、はっきりと、自分の意見を言い相手の要求を入れる余地がない。ところが、日本人は、むげに断るのは、何か気がひけるように思ってしまう。日本人の、ノーは、決して絶対的な否定ではなく、その1部にイエスを含みイエスは、その中に、ノーの要素を合わせ持っている。つまり、日本人は、決めつけを好まず、いつも、融通無碍な可能性を残しておこう、と決めるからだ。
 私にも似た話がある。ある日、お母さんが、ユニのシャーペンシルのしんを買ってきてくれたとき、たまたまシャーペンシルのしんのおまけに、「ザ・ドック」と言うキャラクターのキーホルダーがついていた。お母さんはシャーペンシルのしんをお姉ちゃんの分もふくめて、2つ買ってきていた。2つのシャーペンシルのしんについているキーホルダーは、種類がちがっていたので、お母さんに、「どっちがいい?」と聞かれたが、どちらでもよかったので、「どっちでもいい・・・・」と答えた。まるで私は、人ごとみたいに言っていた。  
 この文章を読んでわかったことは、外国人は、日本人より、はっきりしていて、なにが言いたいのか、すぐにわかる。この、文章は、すごくわかりにくい文章であった。    

   講評   take

 難しい漢字も多く、少しつかみづらい文章だったかもしれませんが、長文の大事なところはよく理解できていると思います。難解な文章をくりかえし音読したりすることによって、抵抗感をなくしていくのもいいかもしれませんね。
<構成> 長文の大事な部分をうまく抜き出して要約できていると思います。文字数もちょうどよい量ですね。
<題材> 長文に似た話を体験談として入れることができています。すしさんの似た話とこの長文には「あいまいな返事」という共通点がありますね。
<表現> 「まるで人ごとみたいに」というたとえが入りました。「どっちでもいい」という気持ちがよく伝わるたとえになっています。
<主題> この長文を読んでわかったことがまとめとして書かれています。外国人はなにを言いたいのかすぐにわかるのに、今回の長文はまるで日本人のあいまいな態度のようにわかりづらかった! という感想だったのですね(笑) 率直な気持ちだと思います。でも、すしさんの要約を読むと、長文全体の意味はよくつかめていますよ。あとはそれをどのように自分の似た話に結びつけて、わかったことを導き出すかです。これから感想文が増えていきますが、少しずつ練習していきましょう。

自習も今回は7日! よくがんばりましたね!

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