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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   比喩を使うか、使わないか   ポテチ

 美しい願いごとのように
というすばらしい「比喩」を読むと、いつも光さす空を見ていよう、紙風船が落ちてくるのに目をとめるより、何度も打ち上げるそのことに生きる証を見つけよう、というような祈りに似た詩の心が伝わってきて、励ましさえ感じる。比喩を、日常の会話でも効果的に使うと、表現が生きてくる。「赤ん坊が激しく泣く」というより「赤ん坊が火がついたように泣く」、といったほうが印象の強い表現になる。また、比喩は詩歌で古来重要な働きをしてきた。
 私は比喩を会話の中で使ったほうが良いと思う。その理由の一つに会話がスムーズに進むからだ。この前、友達がある先生の話を始めた。私はその先生の顔がわからなく、友達が顔の特徴をいった。しかし「眼鏡かけてて、顔が丸くて、・・・」といわれても
最初は誰かわからなかった。それが「タヌキに似ている人!」といった瞬間誰のことだかわかったのだ。このように比喩を使うだけで無駄な説明が省け、伝えたいことが伝わり、会話が盛り上がると思う。
 もう一つの理由に比喩を使ったほうがより正確にことが伝わるからだ。私はバスケ部に所属しているがレイアップシュートのこつを「ゴールを豪華な器だと思ってフルーツをおくようにボールをおく」と習った。今まではただ先輩の真似で下から投げてシュートを入れていたが教えられたとおりに想像して入れると入るようになった。だから実際のシュートをみるだけでなく比喩もつかうといいと思う。
 確かに例だけは伝わらないようなこともあると思う。しかし「ことごとく書物を信ずれば、書物を読まないことと同じである。」という名言のように比喩を全く使わないのもかえって伝わりにくくなると思う。だから私はこれからも比喩を使い、できるだけ複雑な説明はさけたいと思う。

   講評   jun

 要約は、簡潔にうまくまとめましたね。「比喩を会話の中で使ったほうが良い」という意見も具体的でわかりやすいです。
 確かに「眼鏡をかけてて、顔が丸くて、……」と説明されるよりも「タヌキに似ている人」という一言の方がイメージが浮かびやすいですね。(笑)
 バスケットのレイアップシュートの話もいい例です。ゴールを豪華な器にたとえ、ボールをフルーツにたとえるという二つのたとえが組み合わさって、よりイメージがはっきりするというわけですね。イメージするだけで、先生にもそんなシュートができそうな気がしてきます。(実際にはむずかしいのでしょうけれど……。)
 結びは、「できるだけ複雑な説明はさけたい」という部分がやや気になります。ここは、比喩の良さを前面に出して結んだ方がプラスのイメージでまとめられていいと思いますよ。
                               

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