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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   「今と昔」   むっちゃん

消化されないセルロース(せんい素)をあれだけ食べれば、立派な糞をどんどんと出していかなければならないのだろう。葉を食べると言うことは栄養価の低いものを大量に摂取することを意味している。小さくてイモムシのようにはいまわっていては、ひろく子孫をばらまいたり、よい環境を探して移動するには不利である。昆虫は羽化を節目として食性と運動法を切り替える。幼虫期は、あまり動かず、ひたすら食う。羽化して成虫になると、飛び回ることが最優先になり、消化のいいものだけを食べる。昆虫の生活は、まさにサイズと密接にかかわっているものなのである。(構成・要約)
 昔、お母さんが絵本を読んでくれたそうだ。読んでくれた本は十さつ以上。本の題は、「みんなうんち」、「のんたんんんん」、「三年ねたろう」などだそうだ。今、家にないということは、もうわたしには、必要ないんだなと思った。今読んでいる本は金子みすずの詩集「わたしと小鳥とすずと」だ。もし小さいときにこの本を読んだら訳が分からなくて子守歌になったと思う。小さいときには、小さいときの本、五年生には、五年生の本がある。(題材・体験実例)
 わたしは、アイス、おかし、梅干しが好きだ。お父さんはキムチ、ふきのとう、ビールが好きだ。わたしはくさくてにがくてきらいだといったらお父さんがこういった。
「大人にならなきゃ分からない味さ」でもそんなお父さんも、赤ちゃんのときはミルクを飲んだ。わたしも赤ちゃんのときはミルクを飲んだ。わたしも大人になったらビールを飲むのだろうか。キムチを食べて「きむちいい」と言うのだろうか。(表現・だじゃれ表現) 昆虫は体の形に重視して食べるものを変える。とても合理的だと思う。人間も同じで子どもに必要なもの、大人に必要なものがあると言うことが分かった。(主題・分かったこと)

   講評   kako

こんにちは、むっちゃん。とても上手に書けましたね。
★第一段落:要約を上手に書くことができています。ポイントをよくつかむことができましたね。
★第二段落:とてもいい例をあげることができましたね。小さい時と大きくなってから読む本はたしかにちがいますね。小さい時にお母さんに読んでいただいた本は、今のむっちゃんにはもう必要がない。それだけむっちゃんが大きくなった証拠(しょうこ)ですね。
★第三段落:お父さんがおいしそうに飲むビール、今のむっちゃんはたとえ飲んでもおいしくないと感じるでしょうね。先生もむっちゃんと同じくらいの年のころは、どうして大人はこんなまずいものをおいしいと言って飲んだり食べたりするのかなあ、と不思議でしかたがありませんでした。でも、大きくなるとまずいなあと感じていたものもおいしく感じられるようになるのですね。体がそれらを受け入れられるようになってくるのでしょう。ダジャレも上手に入れられましたね。大人になったらきっと「きむちいい」と言っているかもしれませんよ。(^◇^)
★第四段落:「昆虫は」から改行するとよいでしょう。この話を通しての全体の感想がこの段落になりますね。昆虫も人間も共通点があるということがわかったのですね。人間もその年齢に応じて好みも変わるし、必要とするものも違ってきますね。今、むっちゃんに必要なものは何かな。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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