対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   プレゼント   ケイちゃん

 「これを、あげよう。」
 「ありがとう。」
 祖父が、ぼくがまだ三歳だったころに最初で最後プレゼントをくれた。ぼくは、
 「なにかなぁ」
 と思いながらプレゼントの入っている袋を開けてみると、そのころ好きだったキャラクターのシール絵本だった。
 ぼくは、この年の四月から祖父と同居し始めた。なぜ同居していたかと言うと、祖母が亡くなったからだ。ぼくは、祖父となぜか知らないが仲が良かった。ぼくは、昔から本が好きだった。祖父も本が好きだったので、本が好きということで仲が良かったのかもしれない。
 ぼくがプレゼントをもらえたのは、ある意味偶然だった。なぜそう思うかと言うと、祖父も本がすきだったので、本を買いに出かけた時にたまたま最初に書いたシール絵本を見つけて、ぼくが、そのキャラクターが好きということを、祖父は知っていたので、買って来てくれたそうだ。しかし、祖父はぼくの四歳の誕生日の二日前に亡くなってしまい、ぼくの誕生日の日が葬式となってしまった。そういうわけで、ぼくがもらったシール絵本が、最初で最後の祖父からのプレゼントとなってしまった。そのシール絵本は今、祖父の形見として、ぼくの学習つくえの引出しの中に袋に入れて、しまってある。
 人間にとってプレゼントとは、高い高級なものでなく、どれだけ安いものでも、心がこもっていれば、相手に心が伝わるものだと思う。また、心がこもっていれば、どんな物をもらってもありがたみや嬉みがあると思う。
 ぼくは今、本が好きなので、新撰組の土方歳三の本をねだっている。

   講評   mako


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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