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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   けがの功名   うらふ

 早朝の病院。緑色の非常灯がともっている暗い廊下で叫び声が聞こえる。(書き出しの工夫)…何か、怖い話のように聞こえるかもしれないが、もちろん、そうではない。これは、私の注射シーンである。
 小さい頃から、あまり注射をしていなかったので、注射と聞くと、いつも尻込みしてしまう。後から聞くと、その注射は、骨髄をとる注射だったそうだ。なにがなんだかわからないうちに、背中に、太い注射針をさされてしまった。病院の暗い廊下には、泣き声に近い、私の叫び声が聞こえて、一層怖さをましてくる。背中の骨に、針がささっていく感じがわかる。ぐさっという音が聞こえる。
今でも、注射の跡が残っているそうだ。私は見たことがないが。
本当に、怖くて痛い体験だった。
 自分の痛みでなくても、痛みを感じることもある。
例えば、家にいるゴキブリを殺す時。私はその場にいなくても感じることがある。後で、
「今日ゴキブリを殺した時、つぶれて内臓みたいな白いのがでてきた」
と聞いてしまうと、気持ち悪いのと同時に、「もし自分がそのゴキブリだったらどうしよう」と考えてしまう。そうすると、自分まで、痛い気持ちがしてきてしまう。
 私達人間は、痛みを経験しながら生きていくのだと思う。痛いことは嫌なことだが、「けがの功名」なかにはいいこともあるのかもしれない。

   講評   miri


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