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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   最近料理を趣味にする人が増えた   いふめ

 最近、料理を趣味とする人が増えたが、初心者とプロで一つ大きく違っていることがある。初心者の場合は技術からの発想である。最初に手持ちの技術と設計があり、それに必要な資源を求める。これに対して、プロのほうは、資源から発想というべきであろう。最終目標について大まかなイメージはあろうが、設計が初めからきまっているわけではない。まず手に入れられる、資源を前提にして、それを活用するための技術がそれから決まるのである。僕は目的を決めてから集めるのではなく、集まっているものを使って新しい物を作れる生き方をしたい。
 そのための方法は第一に自分の手元にあるもので作ってみることだ。どんなことをするにしても、まず自分が今もっている物を並べて見て、そこから挑戦しなくてはいけない。あれが無いこれが無いと言っていたらきりが無いし無駄になっていくものが必ず出る。そうではなく例えば調理ならばカレーを作るからにんじんとたまねぎを買うというのではなく、肉とジャガイモがあるから肉じゃがにしようという風にしたい。僕は母親がよく昼ご飯に残り物で焼きそばやチャーハンを作るのでそのような体験は多くしている。(笑)
 第二の方法として無駄な物を減らしていくことが必要である。いくら資源があるとはいえ無駄に使ってしまってはもったいない。料理で出た野菜の茎や肉の脂身なども使えるようになれればよいと思う。また、リサイクルをしたりするのも良いことだ。壊れてから新しい物を買うのではなく、壊れた物を他の使い道で使うことも必要だ。
 確かにすべて物を使ったり、リサイクルするというのは正直無理だと思う。しかし、「時間を作る一番の方法は、急ぐことではなく、どこに時間を使うかを考えることである。」という名言があるようにある物を使い新しい物を作るべきだ。いくら資源があるといえ必ずあるものはなくなってゆく。それを遅くさせるためには一人一人が物を大切にし、長く付き合わなくてはいけない。

   講評   miri

<第1段落>料理の分野にとどまらず、まさに現代人の生き方の提言といった趣のある長文ですね。実感としてわかる部分が多かったみたいですね。よく要約できています。
<第2段落>この体験実例は実にすばらしいです!このような考え方でさまざまな分野で「そうだ、肉じゃがにしよう」と思えれば(たとえ)、かなり柔軟な発想ができますね。
<第3段落>「壊れた物を他の使い道で使う」ためには、知識や経験を駆使してアイディアをたくさんださなければいけませんね。
<第4段落>一匹の魚の骨も皮も目玉もすべてを食べつくすための調理法がありますが、そこまで食べてもらえれば魚も本望ですね。また、リサイクルのさまざまな手法が紹介されていて、最後の最後までものを使いきる姿勢も定着しつつあります。世の中も少しずつ、「限りある資源」を大切にする動きになってきましたね。よく書けました。
                           

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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