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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   道   晋也

 子供のころに、道に迷わなかったのは、どうしてだろうか。逆説のようになるが、むしろそれは地図を地図を使わなかったからではないか。外から入ってくる情報は、どんなものでも言えることだと思うが、正しく使いこなしてこそ、その真価を発揮する。逆に、自らの経験によって手に入れた情報は、文字通り身についたもので、無意識のうちにも行動につながっていくものだ。道順マップ的に存在している、現実空間そのものに描き記された一分の一の地図だとも言える。こうした、人間の作り出した情報は、行動の助けになるものであると同時に、反面、使い方がきちんと身についていない限り、逆の結果につながる危険すらあるのだ。
 確かに、他の情報を利用することは大切だ。これは、私の体験で、今年の6月11日に、2年生で東京遠足に行ってきた。1班5〜6人で。5月頃からずっと東京観光の雑誌をみたり時刻表をみたり・・・・と資料をこれでもか、というくらい活用した。少しハプニングがあったりしたけど、無事東京遠足は成功した。友達と協力しながらの初めての東京観光は、忘れられない思い出になった。このようになったのは、事前におこなってきたことのおかげであると思っている。
 しかし、自分の経験から得た知恵を生かすことも大切だ。目的もなくふらりと出かけてみるのも楽しそう。例えば、いつも歩いているこの道を、当たり前のように歩くのではなく、初心にかえったように歩いてみる。これだけでも、随分と景色は違ってみえるはず。今まで知らなかったことが、発見できることもあるかもしれない。私も一度、いつもの通学路を、いつもは前をみてただ歩くだけだったのを、一度目線を変えてみたことがある。すると、今まで知らなかった小さい花など、みえてなかったものがみえてきた。そのきもちが、今でも忘れられない。今までわからなかった数学の問題が、いきなりわかるようになった感じ。(笑?)
 他の情報を利用すること、自分の経験から得た知恵を生かすこと、どちらも大切だ。しかし、一番大事なのは『理想に到達するための手段はまた、理想への到達を阻む障害でもある』という名言があるように、使い方をうまく身につけ、扱い方をよく考えることである。(総合化のまとめ)

   講評   miri


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