対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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けがの功名 清書 うらふ
早朝の病院。緑色の非常灯がともっている暗い廊下で叫び声が聞こえる。(書き出しの工夫)…何か、怖い話のように聞こえるかもしれないが、もちろん、そうではない。これは、私が初めて注射する時の様子である。
小さい頃から、あまり注射をしていなかったので、注射と聞くと、いつも尻込みしてしまう。後から聞くと、その注射は、骨髄をとる注射だったそうだ。
自分でも、よくわからないうちに、背中に太い注射針をぐさっとさされた時の痛みは忘れられない。今でも、私の背中には、太い注射針のあとがのこっているそうだ。今考えただけでも、「ぞぞー」と背筋が寒くなってくる。
自分の痛みでなくても、痛みを感じることもある。
例えば、家にいるゴキブリを殺す時。私はその場にいなくても感じることがある。後で、
「今日ゴキブリを殺した時、つぶれて内臓みたいな白いのがでてきた」
と聞いてしまうと、気持ち悪いのと同時に、「もし自分がそのゴキブリだったらどうしよう」と考えてしまう。そうすると、自分まで、痛い気持ちがしてきてしまう。
私達人間は、痛みを経験しながら生きていくのだと思う。痛いことは嫌なことだが、「けがの功名」で、なかにはいいこともあるのかもしれない。
講評 miri
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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