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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   片付けは日ごろの努力から   スマイリー

 ももこの部屋は、家庭訪問で先生が来るためすごくきれいに片付いている。先生は、家庭訪問でやってきて、母と話したあと、ももこの部屋にやってきた。ももこの部屋はすごくきれいだが、先生は引き出しを開けて、ふきだしてしまった。引き出しの中には、昨日すてなかったガラクタがたくさんはいっていて、昨日までの部屋のミニチュア版のようだったのだ。
 私も、ももこのようにあわてて片付けることが結構ある。原因の中で一番多いのは、友達が遊びにくることだ。友達の前で、私の机など見せられるわけがない。友達が来ると決まったら、早めにきれいにしておくのが大切だ。私は、きたない机を見下ろして、ため息をつきながら作業にかかる。まずは机の上にあるごちゃごちゃなものを片付ける。MD、本、プリントなどなど。どこにしまうか決まっているものはすぐに片付くのだが、新しく買ってもらったものやしまう場所がないものは…結局は私もももこと同じように引き出しの中にしまう。私のひきだしの中は、まるでゴミ箱のようだ。だけど、友達は引き出しの中は見ずに帰っていったので、私は成功に終わったのだった。もしあのとき見られていたら、どうしよう、と今でもときどき心配になるのだが...。そして、数日後には友達に、
「ようちゃんの部屋きれいだね!」
といってもらえるのだ。でも、一時的にきれいになるのではなく、本当にきれいにして、楽しく暮らせるようにしたい。私は引き出しの中をのぞかれた経験が二回ほどあり、一回は、「きたない」といわれてしまったり、もう一回は笑われたり、見えないと思っても見られることもあるのだから、どこでもきれいにしておこうと思う。それに友達にうそついている気持ちにもなるから、ひきだしのなかなど、人の目にはふれないところまできれいにするようにしたい。(体験)
 母に、話を聞いてみたら、あまり仲良くない人が家にくるときが緊張?する、といってた。こんな話がある。母は仲のいい友達のお母さんと、懇談会のあと一緒に帰っていて、一緒にうちでおしゃべりすることにした。二人で帰っていたら、ほかのお母さんたちに出会って、そのお母さんたちも来ることになった。そのお母さんたちは、うちにはきたことのない人で、母は、すごくどきどきしたらしい。いつもきている人には少しくらいきたないところをみせてしまってもいいらしい、けれども初めての人とかだときれいにしたくなる。お母さんの気持ちが分かるような、分からないような...。しかし、私はよく来る人の前ではいつでもきれいにしておけるようにしたい。
 人間にとって片付けとは、忘れがちでもあるがとても大切なものだ。「なまけ者の節句働き」というように、いつもきたなくしているといざというときにきれいにするのがたいへんになり、たくさん働かなければならなくなる。こんなことにならないためにも、日ごろの努力がとても大切になる。

   講評   miri

<第1段落>要約、じょうずですね。どこを書けば、ストーリーの大筋をつかめるかがきちんとわかっています。
<第2段落>体験をとてもおもしろく、かつ意見もきちんと入れて書くことができました。「人の目にはふれないところまできれいにするようにしたい」えらいですね!
<第3段落>実にぴったりな話が聞けましたね。このように、聞いた話をうまくまとめて、意見を導くところまで使えるというのは、力のついている証拠です。
<第4段落>ほんとうですね。先生も肝に銘じたいと思います。。。
                          

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