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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   「議論嫌い」   むっちゃん

国際人とは一体どんな人間のことなのか、「外国人を相手に自分の考えを伝えたり心を通わせることのできる人」というようなものではないかと思っている。国際人たるべき最も大切な条件とは何だろう「論理的に思考し、それを論理的に表現する能力を持つこと」ではないかと思う。論理的思考を育てるにはどうしたらよいのだろうか。「言葉」を大切にすることが最も効果的なように思われる。このような観点から、国語教育を充実させることが第一と思われる。(構成・要約)
 「情けは人のためならず」ということわざがある。このことわざを聞かされたときわたしは情けはひとのためになるのかならないのか分からなかった。お母さんに聞いてみた。「それはね、人に情けをかけるとめぐりめぐって自分のところに返ってくるから、情けをかけるのはいいことなんだよ。」
でも、今では、情けをかけるのは人のためにならないと、思っている人が多いんだそうだ。もし、いいことだと思っている人と,悪いことだと思っている人が、このことわざを聞いたら、話がすれ違うと思う。やっぱり日本語はむずかしい。
 わたしは国語の時間に発表するのが苦手だ。先生質問する。
「この文を読んで感じたことをいいなさい。」
「この主人公はなぜこう言ったんでしょう。」
わたしはこう聞かれたらたぶん先生から目をそらすと思う。まるで、道ばたのおじぞう様のようになる。(表現・たとえ)どうしてかというと当てられるのがいやだから。つまり考えがまとまらないからだ。(題材・体験実例)
 やっぱり日本人はアメリカに比べて議論が下手なんだなと分かった。(主題・分かったこと)

   講評   kako

こんにちは、むっちゃん。
★第一段落:上手に要約ができましたね。ポイントをよくつかんで書くことができていますよ。
★第二段落:国語の教育が大事ということからことわざのことを例としてあげたのかな。本来の意味と一般的に思われている意味が違うことわざというのがありますね。そこにはその時代の背景というものが影響しているのかもしれません。同じことでも自分が思っていることと相手が考えていることが違ったりすることもありますね。お友達との会話の中でもそういうことがありませんか。話をしていると、なんか変だなあとお互いに思ったり。価値観や環境がちがったりすると言葉の意味も変わってくることがあります。言葉は生きているのですね。
★第三段落:人前で発表するというのは先生もあまり得意ではありません。国語の授業中はむっちゃんと同じように、よく「お地蔵様」になったものです。この「たとえ」はとても上手! 自分の意見がまとまらない、考えられない、というのは自分自身の意見をきちんと普段から持っていないからなのかもしれませんね。では、どうしたらいいのでしょう。むっちゃんの意見はどうですか。
★第四段落:わかったことが書けましたね。ただ「わかった」というのではなく、それに対して自分はどうしたいのか、どう思うのかなど、わかったことに対する意見をもう少し書けるといいな。

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