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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   読書は意見ノート   スマイリー

字の読めないころに読んだ「漫画の描き方」という漫画が心に残っている。本を読むというのは、そこにあるものをこちらに運ぶような機械的な作業ではない。ときには作者の意図をこえて、我々の内になにかを作り上げていくことだ。理解できない書に行き当たると、字の読めない幼児のようにもどかしく歯のたたないものをかんだようなつもりになって見当違いの解釈をすることも多い。だが、それも読書のたのしみだ。(要約)
 私は歯が立たない難しい本を何冊か読んだことがある。難しくても面白い本は何度も読み返して内容を把握することもあるが、たいていは途中まで読んであきらめてしまう。1、2ページでやめてしまった本もある。お母さんが読んだあとに挑戦した本なのだがお母さんが楽しそうに読んでいるのを見て私も読みたくなった。しかし、実際のところはぜんぜん分からなく、こんがらがってしまった。(体験)はぁ、、、。あの本はまるで外国語で書かれているような日本の本だ。きちんと日本語で書かれているのに私はぜんぜん読めなかった。いつかはあの本を読破するぞ!!!あの時私は本の難しさを知った気がする。そしてこの本がよめたらな、と強く思った。これから、このような体験をすることは増えていくだろう。だけど、これもなにかのめぐりあわせと思いゆっくりゆっくり読んでいこう。
 母と私では本選びのときに意見があわないことが多い。母が薦める本は私が気が進まなかったり、私が読みたい本は母がきがすすまなかったり。私が面白いと思った本を母に貸したが、母はそれほど面白いと思わなかったり。やっぱり家族でも本の受け取り方はちがうな、と思った。私は友達とも本の貸し借りをしたりする。ここでも感想が違うこともよくある。今まではそういうことで少しショックをうけたりすることもあったが、これからは、それは当たり前のこと、と思うようにしようと思う。また、意見が合わなかった人が好きな本もよんでみれば面白いかもしれない。私はいろいろな分野の本を読むようにしようと思う。
 人間にとって読書とは、意見を交わすためのノートみたいなものだと思う。筆者の考えを読み取るほかにも、ほかの人がどう感じたか、なども意見を交わせる。「蓼食う虫も好き好き」というように、意見が違う場合も人それぞれの好みはあるが、それぞれいいところがあるのだからそのいいところを読み取れるようにしたい。

   講評   miri

<第1段落>誰しも経験した「読書の楽しみ」のひとつ、このように分析すると、「そうかこういうことだったのか」と思いますね。要約うまくできています。
<第2段落>たとえが効果的に配されていますね。そういうことが、向上するきかっけになるんですね。
<第3段落>本の好みも人それぞれ。紹介されたり、別の感想を聞くと、とっても得した気分になりますね。これからもどんどんいろんな本に挑戦しましょう!
<第4段落>「意見を交わすためのノート」すばらしいです。よい表現です。拍手!
                

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