対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日2356 今日2567 合計11921
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   自分を自分で管理できるか   一休さん

   自分を自分で管理できるか   
 一休さん 
 人間は自らを自らで飼育し、馴化している。自己飼育、自己馴化である。この意味は、人間というもののあり方が、自ら飼育していく、ということである。飼育とは、食物を供給され、さらに生活空間や場も与えられるといってよい。人間として生活を営んでいる人は、社会システムに参加することによって、社会的に食物を供給されている。獲物を取る動物の場合になぞらえれば、食物生産の全てを個人で行うことになるのだ。(要約)だから、僕はある程度の自己家畜化は大切だと思う。(良い)
 その第一の理由は、規律正しい生活をすることによって、毎日を有効に使うことができるからだ。長くみえて実際には短い夏休みは、前半は宿題などで忙しいが、後半は暇になってしまうのだ。ある日、年の中で最も空しい一日があった。この日、母は地区の自治会館に出かけていたため、僕は一日中一人だった。少し、勉強をしてからテレビをみていた。いたずらに時は過ぎていき、気が付くともう昼だった。お握りを食べ、ソファーに横になっていたらすでに夕方だった。母もすでに帰っていたらしく、夕飯の支度をしている。どうやら、僕は昼寝をしてしまったらしい。こんな空しい日を過ごしたのは久しぶりだった。(体験)このように、空っぽな日を過ごさないためには、ある程度の自己家畜化は必要である。
 その第二の理由は、皆が自由気ままにやっていたら社会の秩序が保てなくなるからである。この事が、大事だったのは日本でいうと「戦国時代」である。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康などの様々な武将たちは、戦に策略を練って戦い合ってきたのである。策略を考えることが得意だったのはやはり「武田信玄」であろう。「啄木鳥」などのたくさんの作戦を立てた武将である。しかし、この策略も家来がその通り行わなければ、さすがの信玄も冷や汗まみれになってしまうであろう。(笑)やはり、戦国時代は「団結」や「信頼」が勝負の鍵を握っていたに違いない。
 確かに、人間には多少自由は必要であるが、「人は制服とおりの人間になる。」という名言どおり、人類は社会システムに生活を合わせていかなければならないであろう。自己家畜化は、別の意味で言い換えると「自分で自分を飼育する」ということになるが、自分で自分を管理することができなければ、大人にはなれない。自分にきちんと責任を持って行動することが可能であれば、社会システムから外れて自由に生活する権利が与えられると思う。だから、自己家畜化は大切だと思う。

   講評   miri


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)