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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   人間は助け合い。   田鳥倉部

 ラップランドの森の夏は短い。蚊たちはこの短い夏の間に、必死で生きて子孫を残そうとしている。夏の森に侵入してきた私の肉体から血を吸いとろうとするのは森の自然の摂理そのものなのだ。私が感じるかゆさもまた森が奏でるシンフォニーの楽音の一つなのかもしれない。そう思うと、刺された時のかゆさは変わらないにしても、そのことに心乱されることからは少し解放されるような気がした。風や匂いや音に感覚を研ぎすます余裕も生まれた。
 自然というのは、年が流れていくと共に少なくなっていくのである。具体的には、森林伐採や酸性雨などその他色々である。だからといってこの自然の状態をすぐによくすることはできない。そのためには、一人一人が自然に対する意識を高めることだ。これによって今自然がどうなっているのか?やこういう状態だからこうしていこうなど考えられる。でも、これが実際に行われていればこんなにひどい自然の姿はなかっただろう。要するに、自分たちは自然の一員であるという自覚を持って生きていきたい。
 第一の方法は、助け合って生きていることに気づくべきだ。人間や動物や虫など様々なものは、全て助け合いながら命や人生を支えあっている。何回か出てきたことがるかも知れないが僕が中学二年生で助け合いを深く感じたことの例です。僕は、叔父さんの紹介で二泊三日のお泊りをしようということを提案された。それは、妹と行くというななんかけんかになりそうな予感もした。(笑)その場所は、鎌倉五山でもある有名な建長寺である。僕は、少し考えもした。
「来年は、受験だし。塾も三日休まないといけないからな・・・。」
という不安もあったが、この企画は中学生までということで三年生になったら行けるわけがないので参加することを決意した。それは、夏休みがもう少しで終わろうとしているときでもあり、宿題のことも心配だったがこの企画に参加すると大学生のお兄さんたちが手伝ってくれるということも聞き安心した。そして、本番を迎えた。建長寺の中は、改築されたらしくとてもきれいだった。僕は、緊張の中本堂へ入っていき僕が属する班の中に入った。みんな、しゃべらなかったが大学生の言葉も入り少し和やかな雰囲気になった。で僕は、最年長ということで班長に任命され頑張ることになった。班長には慣れていた僕だがその時ばかしは、
「こんな小さい人たちをまとめられるのかなぁ〜。」
という不安だけが募った。そして、目的である巣箱を作るための材料探しに出発した。建長寺に生えている竹や気をとってそれを飾りなどにする。でも、僕はこのときに人の助け合いを感じた。班長である僕が責任を持って木を切るという責任感を感じてしまい。黙々と切っていたがそれは間違えだった。そこには、男の子たちが来てくれて一緒に手伝ったりなどで女の子は小さい飾りを見つけるなどそれぞれができることを分担しその中でも助け合いをしていた。最終日、四時間弱という短い時間で巣箱を完成させなければならなかった。みんなはもちろん優勝という二文字に向かってひたすら頑張っていた。このときも同じようにみんなで助け合った。結果は一位ではなかったけれどそれまで頑張ってきた過程が大切だと思うから僕は本当によかった思うしすごくいい体験になった。
 第二の方法は、地球も一つの自然として守るべきである。
「私偉いから、冷房の温度二十三℃に設定しているんだ。」
というこの言葉、僕は、偉いともなんとも思わない。だってあくまでも常識的なことを普通にこなしているからである。むしろ申す個下げてもいいと思う。これは、よく考えると一部の節約にしかなっていない。すなわち命を守っていることになる。けれど、これは地球全体の本の一部しか過ぎない。だから、今本当にまずい地球を救いたいのならたくさんのことを節約しなければならないと思う。地球は、温暖化が進み今から百年後の関東は、九州なみぐらい暑くなっている。そう考えると本気で対策を練らなければならない。そのためによく見るのが「打ち水」という対策である。気温より相当熱い道路。これの生で熱いのいうのも一つの原因として考えられる。そこに雨水などかけるだけで体感温度が下がり実際にも涼しくなる。この対策は、地区とか町内かと大人数でやったほうが効果が出る。すごくいい対策だと思った。本当に、地球に住む一人一人が気をつけていかなければ、地球はすぐになくなってしまうだろう。
 確かに快適な暮らしを役立てるものを開発するのはいいことだが『存在するものには、良いとか悪いとかを言う前に、すべてそれなりの理由がある。』という名言があるように、地球は大きな塊である。これを崩さないためにもこの塊にくっついている人が上手バランスを取り自然の一員であることを意識し生きていきたい。

   講評   miri


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