対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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自然 ポリゴン
ラップランドの森は、わずかな夏の数か月の間に、あらゆる草木が一気に芽吹き、花開き、萌えるような緑に包まれる。ラップランドの夏の森は、まさにすべての生命によって奏でられる地球交響曲のコンサート会場といった雰囲気であった。ラップランドの夏の森に一歩足を踏み入れると、まず最初に出迎えてくれるのは、美しい若葉の緑でも鮮やかな草花でもなく、実は蚊やブヨの大群なのだ。多様な木々、草花、虫たち、動物たち、風、匂い、光などすべてが深く関わり合って一つの大きな生命体として生きている森。そのすべての生命がそれぞれの役割をにないながら、ともに一つの生命のシンフォニーを奏でている。もし森が奏でるシンフォニーを聴きたいなら、その森の一員として、森に溶け込むようにしなければならない。
私は森に溶け込め深く関わりあえるような人間になりたい。
その一つ目の方法として、自然を大切にしたほうがいいと思う。今の社会では世界範囲で自然破壊の問題が出ているが、そういう話題をあまり聞かなくなるまではいくら経っても自然と一体化になるということは無理であろう。だから、一人一人が自覚してポイ捨てなどをやめて、自然破壊を防いでゆきたい。こう言う私もポイ捨てなどは軽い気持ちで良くやってしまう。
二つ目の手段として、自分に関ってきたものに対して、そのものがどのような意味をしているのか、それと、そのもののこれからの未来を見ることだ。例えば、虫などが自分の周りに来て不愉快になったとしても、そのものの未来を見ると何者かの大事な食料となったり、それを天敵としていた者が異常繁殖したりして普通を保てなくなってしまうのだ。そうすれば自然に影響を与えずに済むのだ。
確かに自然だけに頼って生きていくことは無理で、快適に暮らしていくには機械的なものも必要になってくる。でも、やっぱり「私たちの幸福が、ほかの人びとの不幸に支えられているのであってはならない」と言う名言があるように自分達が豊か幸せに暮らしていても自然が破壊されているのでは意味がない。だから、自然を大切にしてうまく調和していくことが大切だ。
講評 jun
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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