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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   日本から見た外国   ブラックベーダ

 イギリス人は家畜とは人間が完全に支配すべき、それ自身は自律性を持たない存在と考えている。日本人のペットとか家畜という考えは、このようなお互いに独立した主体的な存在としての人間と犬が交差したところに成立している。何が残酷で何が残酷ではないかは人間の決めることなのだ。(要約)
 「へぇ〜。」(書き出しの工夫)
と思いながら、外国のはなしをきいていた。父の話だと、たとえばタクシーに父が乗っていたら人がたくさん集まっていて、父がタクシーを止めて見てみたらケンカをやっていた。すると片方が鉄砲を出して打ったらしい。父は慌ててタクシーで泊まっていたホテルにもどった。こんな事は日本ではない。第一鉄砲を持っている人なんて日本では警察くらいしかもっていない。他にも父がアメリカに行きホテルで遅くまでのんでいるうちにアメリカ人と仲良くなり、外にのみにお店に行ったら、身分証明書を見せなければいけなくて、その時父は身分証明書が手元になくて身分証明書を持っていた人だけが入れ、父は百九十センチくらいの三人の男の人に投げ飛ばされたという。その後一緒に来た人が「怪しい人ではない」と伝えてくれて、なんとか入れたらしい。こんな事は日本にはない。私も投げ飛ばされてみたい(笑)
 父は外国で十七歳の人が運転している車に乗った事がある。その時、車の時速は百九十キロで父はがったん、がったんゆれて怖かったらしい。その時後ろからきた車は父が乗っている時速百九十キロの車を余裕でぬかした。たぶん二百キロくらい出していたと思う。私が今まで生きている中で車に乗って、体験したことがあるスピードはたぶん百キロくらいだと思う。私が生きているうちに一度は二百キロくらいのスピードの車に乗ってみたい。父の話だとその十七歳の人はその国の卓球代表でその国には、電車が全然通ってなくて移動に不便なので未成年で特別な人だけが車の免許が取れる。
 外国と日本ではほとんどのことが父の話を聞いて分かった。インドでは牛は神様みたいにあがめていて道の真ん中に牛が寝そべっていても牛がどこかに行くのを何時間でも待つらしい。他にも色々なその国独自の事がある。いつか色々な国に行き、自分の目で見てみたい。

   講評   nara

 90分でこの字数を仕上げられたとは、がんばったね。ブラックベーダ君、最近、絶好調だなぁ。まとめの段落に書いてくれた「インドでは……」という話は、前に長文に書いてあった話だね。よく覚えていたなぁ。このように、前に使った話もどんどん採り入れていくことで、作文の中身が濃く厚くなっていくね。
 ブラックベーダ君のお父さんは、外国の人とのつきあいも多いし、実際に外国でいろいろな経験もしている。どれも、日本では考えられないような話だなぁ。こういう話を聞くと、自分でも経験したくなるね。この作文を読んでいると、お父さんは、日本とちがうことをどこかおもしろがって、楽しんでいるような感じもするよ。こういう姿勢だと、外国の人ともなかよくなれるのだろうなぁ。反対に、「日本とちがう。おかしい!」という態度だとどうだろう。考えてごらん。
 イギリスと日本とでは、犬のしつけ方がちがうのはどうしてだろう? 歴史や風土がちがうからだね。だから、どちらか一方が正しくて、どちらかが完全にちがうとは言い切れないということになる。もちろん、自分とちがう文化のいいところを採り入れていくということも大切だし、相手に自分たちの文化を理解してもらうように努力することも大切だね。
 今回の作文は、お父さんの話がとびきりおもしろかった。ブラックベーダ君のこれからの目標は、まとめをくわしくしていくこと。「もし、……だとしたら〜」という文章をまとめの段落に入れるようにしてごらん。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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