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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   次の世代へ残すべきもの   プー

直接的な関わり、たとえば、子供たちにはズバリ、トンボ採りも体験させるべきだと考えています。その理由は、トンボそのものが、ある年齢の子供たちにとって「かけがえのない美」の対象だと考えているからです。子供たちがトンボと同格の立場で勝負を競い、そして過ちとして殺生をしたとしても、周囲の大人たちのアフターケアさえよければ、りっぱな情操教育になると確信しています。確かに、今の子供たちに虫採りをさせてみると、やたら数ばかり競う傾向が認められます。しかし、これは、子供の遊びに関わる文化が退廃しているからにほかなりませんトンボの住める環境がほんとうにすばらしいものだと感じさせることができたなら、その子供たちが大人になった時、日本中に多くの子供たちがトンボ採りに興じられる水辺が再生されるに違いありません。私は次の世代の子供たちにトンボなどの昆虫を採ることの出来る環境を将来残して生きたい。          
そのための方法としては第一に、将来の多くの子供達のために自然のある環境を残しておくことだ。私は最近オニヤンマやたまむしをほとんど見ルことが出来なくなってきた。私が幼かった頃は夏に窓を開けているとよくオニヤンマが部屋に入ってきて大騒ぎしていたがそんなことがまったくなってしまった。たまむしも幼いころはよくとんでいるのが目に付いたが今ではたまに市外を見つけるぐらいになってしまった。私の住んでいるところは田舎である。しかし田舎でも私が幼かったころに比べていくらかは都市開発がすすんでいる。私の町は観光の町だったのだが最近町の観光業が廃れてきた。それに変わって今度はマンションの開発が来た。私はこの開発がすすんできてからあまりオニヤンマやたまむしを見なくなってきた。もしかしたら何年か経ったらまったく姿がみられなくなるかもしれない。だからそのための方法としては第一に、将来の多くの子供達のために自然のある環境を残しておくことだ。                            
そのための方法としては第二に、ダムなどの開発をする時に自然環境にどんな影響があるか考えて開発するべきだ。今日本ではダムの建設側と地域の住民側で問題が起こっている。ダムの建設側は自然環境に影響がないように配慮するといっている。しかし実際にダムの建設側の基準で自然環境に影響が内容に配慮していてもやはり地域の住民の目から見ると生態系が変わってしまっているということがある。もしこれが幼い頃自然に触れ合って育った地域の住民が説明を受けないで幼いころからほとんど自然環境に触れ合うことがなかった人達が説明を受けたらどうなるだろうか。私はダムの建設側にまんまとだまされ気がついてみたら取り返しの付かないことになってしまうと思う。だからそのための方法としては第二に、ダムなどの開発をする時に自然環境にどんな影響があるか考えて開発するべきだ。                                   
確かに自然環境のことばかりを考えていたら都市開発などが何も出来なくて社会が発達しなくなってしまうことがある。そのためどうしても自然環境がなくなるというリスクがあっても建設してしまうということがある。しかし「明日の朝が仕事を完成させて持ってきてくれるわけではない。」という名言がある。この名言のように私は次の世代の子供たちにトンボなどの昆虫を採ることの出来る環境を将来残して生きたい。

   講評   hota

 自習にしろ、電話の後すぐに書くということにしろ、とてもよい習慣がついているようで、感心しています。最初はおっくうに感じることでも、習慣にしてしまえば、そのあとは少しの労力で続けることができますね。そして、この、「続ける」ということが、簡単そうでなかなかできないことです。走り続けるコツは、たぶん、「立ち止まらないこと」ですね。もうしばらく、がんばっていきましょう。
 要約は、ほとんどいいです。選んだ場所は、間違っていません。ただ、少し長いので、これらの文章を自分なりに少しまとめてみてもいいでしょう。それから、今回は元の長文が敬体(……です。……ます。)でしたから、常体(……だ。……である。)に直して書くことも必要でしたね。
 「将来残して生きたい。」は、「生き方の主題」ではありますが、「将来残していきたい。」ですね。方法の一、二とその理由はよくできています。「体験実例」もいいですね。そういえば、私もオニヤンマは今まで一度しか見たことがありません。玉虫も、今ではすごく珍しいらしいですね。私は見たことがありません。そうですか、プーくんの周りには、以前にはかなり豊かな自然が残っていたんですね。「社会実例」も、身のまわりの具体的な例が入っていて、よかったです。熱海のあたりは、今では首都圏のベッドタウン的な開発が進んでいるのでしょうか。開発と環境保護は、永遠のテーマですが、一度壊した自然は再生にとても長い時間がかかることを忘れてはいけないですね。
★次の9/20は休み宿題(しゅくだい)です。電話はありませんが、ヒントを見て自分で書いて出してみましょう。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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