対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日44 今日134 合計178
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   自然と触れ合う   えなも

 トンボや環境を見ているだけでは魅力すべてを知り尽くすことはできない。やはり、トンボ採りといった直接的な関わりを子どもには体験させるべきだ。なぜなら、「美しいもの」を自分のものにしたいというのは最も人間らしい欲望だからだ。そして、子ども達にとってトンボはかけがえのない美であるのだ。だが、現在の日本には大勢の子どもがトンボ取りに興じられるような環境はほとんどない。トンボのすめる環境が素晴らしいと子どもが感じられたら、トンボ採りに興じられる水辺が再生するはずだ。本物の自然と触れ合う生き方をしていきたい。
 第一の方法として、自然と触れ合う環境をつくることだ。わたしは、今受験生で、あまり外を出歩くこともないのだが、すごく緑の多い大学を見にいった。木は毎日見ているはずだけど自然とかを意識しない。そのとき、自然っていいなと思った。さすがに人気があることがよく分かった。おそらく、大学側も環境作りに気を遣っているのだろう。自然の中にいると、時には虫に刺されたりするが、心が安らぐ。そんな自然を保護するのは大切だ。そうみると、登山はすごくいいことだ。自然のありがたさがひしひしと感じられる。環境を作っていくことが大事だ。
 第二の方法として、自然と向かい合い、よく見るという心構えをもつことが大切だ。いまや、誰もが知っているムツゴロウさんこそそのことが分かっているのではないだろうか。じかに自然とふれあい、触れ合うことの楽しさ、大切さを人に伝えている。身近な、小さな自然が大切で、そのことをもっとかんがえなければならない。
 確かに、わたしたちの便利な生活を支えているのは文明社会であるので、自然を減らすことは免れないだろう。しかし、「強くなければ寛大でありえない」という名言があるように、私達はもっと自然と接して、いかに自然は強いか、寛大であるかを知ることも必要だ。トンボを採っていて、誤って殺生することもあろう。しかし、自然を楽しまなければならない。

   講評   kira

 直子さん、こんにちは。トンボ王国のような自然がそこここにあればいいですね。本物、自然ありのままというものは、私たちから遠くなりました。保護イコール人工といった操作があるからですね。
 方法としてはいいものが挙がりました。第一の自然と触れ合うと言う意味ではある意味「寛大な自然」とのふれあい、第二のよく見るという方では「強い自然」といった要素ですよね。これは、直子さんのまとめの部分の「『強くなければ寛大でありえない』という名言があるように、私達はもっと自然と接して、いかに自然は強いか、寛大であるかを知ることも必要だ。」というのがすばらしかったのでふと思いつきました。
 自然を寛大な存在、強い存在として両面をみていくことが「自然ありのまま」に対する人間の謙虚な態度ですね。とてもいいキーワードなので、第一第二の方法を挙げる時に、この言葉を使い分けておくのも手法ですね。
 余談ですが、自然保護を考えるのなら、虫を殺してはいけないそうです。私たちは家でいろんな虫をみつけようものなら殺虫剤でイチコロです。部屋ごと燻してしまうことさえあります。真のエコロジストはそんなことは決してしないそうです。うーーん。自然と生きるとは過酷なことだと感じた私でした。
    

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)