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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   日本人の文化的カプセル   さる吉

   日本人の文化的カプセル
             ○○ ○○  
 日本人は、世界中どこに行っても身の回りに[日本]を持っている。日本の人は恥ずかしがりやのせいか、自分の国のものに囲まれていないと安心できないのである。その例
として日本航空の客室や日本人専用のホテルや観光バスがある。そのようなカプセルの中にいることによって日本以外の外界から遮断してくれるのである。しかし、アメリカ人もそうなのである。アメリカ以外の国にいくと食事は、アメリカ系のハンバーガーやステーキなどではないか。でも、問題は文化カプセルの層の厚さではないか、日本人の層は他の国の層と比べてかなり厚くなっている。ある年、お正月にもかかわらず1万人以上の観光客がハワイを訪れた。こんなに1度にたくさんの人が訪れたことはなかったからハワイ州の観光局は観光客を歓迎して特別にプログラムを組んだ。それはホノルル市民の家庭に2?3時間招待しお茶でも差し上げよう。という簡単な大変結構なアイデアなのだ。ところが、驚くべきことが起こったのだ。1万人以上の人がことごとく尻ごみしたのである。結局このプログラムに参加いたのはたったの6人だけだったのである。文化的カプセルから出るには相手に対し好奇心を持つことである。
 ぼくは、テストなどで新しい世界入り込むのがとても苦手だ。しかし、誰か知っている人が1人でもいると、とても落ち着く。特
に新しい学校などに行ったりするとまるで体が動かなくなったように緊張してしまう。
昨年、ぼくの家族と祖母と母の妹の夫婦の7人でハワイに行ったときも、長旅の疲れと、時差でとても疲れていたのでハワイに着いたとたんに日本食を食べてしまった。このことを思い出すと1番慣れている日本食が疲れを癒すのだなぁと思った。
日本人は、異国に行くと日本人で一緒にいたりするから日本の文化カプセルに囲まれていることを、感じるのではないか。

   講評   nanako

 日本人は、新しい世界に飛び込むことを苦手とするため「文化的カプセル」に包まれて生活しようとする人が多いという内容でしたね。純輝君が要約の最後に述べてくれたように、文化的カプセルから出るために、まず相手に好奇心を持つということは、とても大切ですね。
 要約は、よくできていますが少し長いので半分くらいの長さにしてしまいましょう。「その例として〜遮断してくれるのである。」「ある年〜六人だけだったのである。」は、具体例なので省けそうです。ホノルルの家庭訪問の話は、入れるとするならさらに短くする必要があるかな。
 似た話は、新しい世界に入っていくことが苦手だという純輝君自身の体験例が二つ書けましたね。「新しい学校に行ったりすると、まるで体が動かなくなったように緊張してしまう」というところから、繊細な純輝君を知ることができました。電話でお話をしているときの純輝君は、とても活発なので、新しい一面の発見です。(笑)
 海外旅行の話で書いてくれたように、長旅の疲れが日本食で癒されるというのは、本当にそうですね。「文化的カプセル」によって落ち着くことができたといういい例ですね。
 
 最後のまとめに「時には文化的カプセルを打ち破る必要もある」ということを付け加えると、ぐんとよくなりますね。

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