対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   言葉   タラ

 言葉の生活には、ときどきいいにくい言葉が表れて、私たちの言葉をにごらせたり、曇らせたり、ゆがませたりする。「忘れました」もそのひとつである。この言葉をいうとき、知らない間に私たちの声は、小さくなったりしやすい。言いにくい言葉を本当に征服する事が出来た時、人間としての真実が開いてくる。(要約)
 こんな事があった。「じゃば、どぉぼ、じゃば・・・」ある寒い日の校庭でのできごとである。僕の友達が、水道の水を出しすぎた時、僕が横で水を飲んでいた。それを見た先生は、僕が水をかけたものと勘違いして、「お前がかけたんだろ。」と、叱られてしまった。そのとき僕は、びっくりして小さな声でぼそぼそとわけのわからない事しか、答える事が出来なかった。
大きな声できちんと事情を話せば、先生も納得していただろう・・・僕が小さな声でしかいえなかったのは、自分が悪いというような気がしてしまったからだ。
これからは、自分が悪くない時には、勇気を持って、相手に言葉で、しっかり伝える努力をしていきたいと思う。
 母も子供の頃似たような事件を起こしたらしい。僕の祖母に内緒でラーメンを友達の家で、作ってたべたそうだ。しかしラーメンを食べた後に、お友達のお母さんが帰ってきて、すぐにばれて、後で大目玉をもらったという事だった。そのとき、母は、祖母に謝るより先に言い訳を言ったそうだ。言い訳の言葉を、今も祖母は、覚えていて、「寒かったからラーメン作っただけだよ。」また、「おなかが死ぬほどすいていたんだよ。」と言っていたらしい。そのときもし母が言い訳をする前にきちんと謝っていたら、それほどの大目玉を食らう事もなかっただろう。
 分かった事は、言葉とは、人間にとって、はっきり自分の意思を相手に伝える手段と考える。話す以上は、はっきりと伝えたい事、伝えるべき事を相手に伝える事が重要である。なぜならば、言葉こそが、人間にとって相互理解のための最高の道具であるとぼくは思うからである。

   講評   miri

<第1段落>うまい要約です。大事なところがよくわかっていますね。
<第2段落>貴重な体験ですね。まさにこのテーマにぴったりです。「相手に言葉で、しっかり伝える努力をしていきたいと思う」という決意に実感がこもっていますね。
<第3段落>子供にありがちな言い訳ですね。おこられるのをさけようと言い訳をして、かえってそのせいでおこられてしまうのです。こういうことを何度も重ねて、いろいろ学んでいくのですね。こちらも好例でした。
<第4段落>すばらしい結論に達しましたね。しぐさや、目線などより明確で、複雑なことを表現できる言葉。うまく使いこなせる大人になってくださいね。
 今回の感想文を読んで、実力アップを感じました。がんばっていますね!

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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