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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   外見ではなく中身   りんご

ある物事に興味を持ち、それを研究しようとするとき、まず誰しもが着目するのはその形態や振る舞い、すなわち現象論的側面である。星に名前をつけて星座としてまとめたり、岩石を結晶の形や色で仕分けをしたり動物を哺乳類や魚類や鳥類ごとに分類したりすることがそれに当たる。次いで、もう少し詳しくそれぞれの存在する条件(たとえば場所とか温度とか)でその特徴を記述することを試みる。うまくいけば、その段階において、原理的なことを考えなくともある種の規則性が経験的に見つかる場合もある。だが、より深く自然を理解しようとする意欲を持っている人々にすれば、博物学だけではいかにも物足りないことであろう。よく言われることであるが、天文学や気象学の入門書が、ややもすれば星の名前や雲の形の記述に終始しているため、中学校の地学クラブのレベルを卒業した意欲的な学生の目から見て不満足なものに映るのは、確かに反省すべきことと思われる。私は、物事をパッと見ただけで判断するのではなく中身をちゃんと見て、表面にとらわれない生き方がしたい。
中身をちゃんと見る生き方の第一の方法として、表面だけじゃなく、しっかり考えて見ることが大事だ。世間は真実を出しているものもあれば、嘘をついているものも少なくない。挙げるとキリがないのだが、一つ挙げるとすれば化粧品の例を挙げよう。「一瞬でシミ、くすみ、毛穴がさっと消える」とか何とか言ってるが、実際そんな化粧品なんてある訳ない。まあ、こう言わなければ売れないので仕方がないことなのだが。(笑)
第二の方法として、少しは疑ってみる事も大切だ。何でも都合のいい話に騙されてはいけない。今はもうあまりないかもしれないが、つい最近まで「オレオレ詐偽」というのが流行った。これに騙された人はとても多いだろう。こんな悪どい詐偽に騙されないためにも疑ってみるのはとてもいいことだろう。特に今は物騒な世の中なのでいつ、自分が詐偽に合うかわからない。だから少しでもおかしいと思ったら疑ってみよう。
確かに、表面を見て判断するのはいいが肝心なのはやっぱり中身だ。「大切なのは、健康らしい外見ではなく、健康自身である」という名言もあるように、表面も大事だが、中身はそれ以上に大事だということだ。私は、これから生きてゆく中で、何事にも騙されず、外見にとらわれず、中身をしっかり見てゆく生き方がしたい。

   講評   kiri


 
 こんにちは。しっかりと物を奥まで見ることの大切さについて自分の意見をまとめることができました。
 第一段落の要約は、うまくできているけど、全体の字数のほぼ半分を占めてしまっています。感想文で要約が半分だと長すぎます。全体で1000字が目標なので、要約はその4分の1の250字〜300字ぐらいまでにするとバランスがよくなるね。
 体験実例はいいものが書けました。化粧品の誇大広告などの文句をそのまま信じてしまうこと、たくさんありそうだね。また、今問題になっている「オレオレ詐欺」を話題に出したのもタイムリーでよかったです。どちらも、身近ないい話題なので、もう少し長く書けそうだね。
 最後の名言の引用、反対意見への理解、どちらもうまく使い、しっかりまとまった文章に仕上げました。

 ★ 伝記実例を入れるのが今学期の課題なので、それが入れられるようになるといいね。
                     

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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