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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   いびつな玉子焼き(題名の工夫)   デイジー

 私は今日、自分一人で玉子焼きを作りました。前にも何度か玉子焼きを作ったことはありますが、そのときはお母さんと一緒に作りました。私の家の玉子焼きの材料は、『さとう(大さじ一杯)・しお(ひとつまみ)・卵(2、3個)・酒(大さじ一杯)・だし(大さじ半分)。』です。だからうちの玉子焼きはちょっとあまいと思います。
 まずさいしょに卵をといて、次に砂糖、酒、だしを順番に入れます。私がフライパンをあたためてから、といた卵を入れようとすると、お母さんが横から、
「油ひいた?!」
と大声で叫びました。私はあわててフライパンに油をひきました。そして卵をその上から三分の一流し込みました。「ジャージャー」という音を立ててすぐにかたまりはじめました。かたまったので丸めることにしました。でも何回玉子焼きを作っても、失敗するところはいつも同じ。最初に丸めるところで失敗します。
(今日はきれいに作りたいな。)
と心の中で思いましたが、今日もやっぱり一回目にまいたところはグチャグチャになってしまいました。
(次はきれいにうまくやるぞ!)
と気を取り直して、残りの二分の一の卵をまた流し込みましたが、やっぱり左側半分がうまくいきませんでした。もう一回同じことを繰り返します。
(最後うまくいけばきれいに見えるんだけど、うまくいくかな?)
とちょっと心配でした。やってみるとまあまあうまくできました。私は全部で三切れ食べました。見かけによらずいびつなほうがおいしかったです。なぜかというとまるでおかしのようにあまかったからです。私は自分で作った玉子焼きを先に食べてから、お母さんとお父さんにあげました。お母さんとお父さんは、
「おいしい、おいしい。」
といって食べてくれました。とてもうれしかったです。「おいしい。」といわれたときのうれしさはお母さんも同じかな〜と思います。
 玉子焼きを作るのは楽しくて、うれしいです。

   講評   nara

 デイジーさんの家の玉子焼きには、やはりしょうゆは入っていなかったね。こんなふうに分量を説明してあると、作文を読んでいる人も、玉子焼きの味を想像しやすいね。砂糖はただあまさを加えるだけでなく、ふっくらと仕上げる役目もあるらしいよ。砂糖を入れることで、冷めてもかたくならないのだね。
 玉子焼きは、目玉焼きよりも何倍もむずかしい! はじめの「まき」からうまくいくのがいいけれど、この前、テレビを見ていたら、プロの料理人が「はじめは玉子をよせるくらいの気持ちで、形がくずれても大丈夫!」と言っていたよ。そのくらいの気持ちで気軽にやる方がいいのかな。
 形がいびつになったということだけれど、意外に、火の通り具合がよくておいしく仕上がったのかもね。お父さんとお母さんがニコニコしながら食べている場面がいいな。デイジーさんのいいところは、「……うれしさはお母さんも同じかな〜。」と思ったところ。そのとおり! 「おいしい」と言われると、作ったかいもあるし、また作ろうと思うね。今までもきちんと言えていたと思うけれど、これからももっともっと、お母さんにも「おいしい!」の言葉を伝えよう。
 玉子焼きは、味も色も、なんだか幸せな感じがするよ。書き方はちがうけれど、まとめの文章はきっと同じことを言っているのだろうな。

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