対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日4215 今日1688 合計61463
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   ミミズはすごいが・・・。   えこに

 ミミズがある生態系に生存することで「自然の経済」にどんなかかわりを持つか、それが、イギリスの生んだ偉大な生物化学者チャールズ・ダーウィン(一八〇九〜一八八二)のミミズに関する着眼点だった。ミミズは平均して一年に約一cmの土壌を地表に排出しているとして、ミミズの絶え間ない働きが、有機土壌の形成に大きな貢献をしてきたと述べている。土とミミズ。例外はもちろんあるけれど、ふつうのミミズは、槌を豊かにするために決定的に重要な動物である。私は、自然界にある小さなものの役割を見直すことが大切だと思う。
 その理由は第一に、人間がまだその役割を知らないだけだということがあるからだ。例えば、このミミズの場合もそうだった。あるとき私が、学校の花壇や家の花壇で植物を植えていたときミミズを見つけて、思わず叫んでしまったことがある。ミミズは気持ち悪いし、大嫌いだからだ。だが、ミミズというのも本当は土を豊かにする役割を果たしていたのだ。想像するだけでもむずむずしてきてしまうあのミミズが。と、思うかもしれないのが本当の話だ。気持ち悪いからそんな事をするわけが無いと思ってしまっているだけなのだ。小さいものでも、きっと何かの役に必ず立っていると思うのだ。嫌いでもいいが、そのものの役割を知っていれば少しは気が楽になると思う。
 第二の理由は、人間が自分のことだけを考えて行動してきたために、地球環境が破壊されてきたからだ。インターネットで地球温暖化のデータを調べてみると、地球の表面温度は、この一〇〇年間で摂氏およそ〇、四〜〇、八度上昇したということが分かった。これは、人間が自分の事以外を何も考えずに行動してきたために地球環境がどんどん破壊されてきたからだ。人間は、環境などをもっと大切にしたほうがいいと思う。そのためには、まず地球環境がどうなっているかを調べてからだと思う。
 確かに、物事を大きくとらえることも大切だ。しかし、小さなものの果たしている役割も十分に考慮に入れていく必要がある。雑草はまだその美点を発見されていない植物だという言葉がある。小さいものの役割を発見することが大事なのではないだろうか。やはり、私は自然界にある小さなものの役割を見直すことが一番大切だと思う。

   講評   itigo

 雅子ちゃん、こんにちは。

<第一段落>誤字(変換ミス)がいくつかあるので、抜き書きするときには気をつけましょう。×生物化学者→○生物学者。×槌→○土

<第二段落>理由その一をうまく体験実例を挙げて説明できたね。世間一般でのミミズの評価をくつがえすような表現で雅子ちゃんらしく、自分の言葉でうまくまとめられたね。ミミズもこう言ってもらえて幸せかも?!

<第三段落>理由その二もデータを使ってうまくまとめられました。「まず地球環境がどうなってるのか調べてからだ。」とあるけど、せっかくインターネットを見られる環境にあるのだから、もう少し現在の地球環境について言及した上で、こう意見化するともっとよくなったと思うよ。

<第四段落>名言をうまく取り入れられたね。

 なお、引用されているデータに使われてる数字などは、横書きの場合、漢数字に直さなおくてもいいからね。雅子ちゃんの感想文は、最近きれいにまとめられてるけど、少し解説に頼りすぎてるように思います。私の説明の仕方にも反省すべき点があるけれど、もっとどんどん雅子ちゃんのオリジナリティを出していきましょう!

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)