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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   小動物の役割   ブラック・ジャック

小動物の役割
                    ブラック・ジャック
イギリスの偉大な生物学者チャールズ・ダーウィンは、ミミズの役割について様々な研究を行った。その結果、ミミズは、昔から有機土壌の形成に貢献をしてきたということがわかったのだ。ところで、ダーウィンの研究に触れて小説を書いた有吉佐和子は、「土が死んだ。」という言葉について書かれた箇所がある。土が死んだというのは農家の人がミミズがその土地に居なくなったと言うさいに使う言葉である。では、なぜ居なくなると土が死ぬのかを述べよう。この理由として2つある。まず、1つは奥深くまで、酸素がいくからで、もう1つの理由は、ミミズ自身が土を食べて栄養のある土に変えてくれるからなのだ。この2点は、植物にとって、とても嬉しい条件である。だから、農家の人が土が生きているか死んでいるかがよくわかるのだ。最近、イギリスがミミズのこの性質を利用して生ゴミの処理に使おうとしているのだ。このようにその物の利点がわかればどんどん採用されるから自然界における小さな物の役割を見直すべきだと思う。このことについて、僕は、2つ言いたいことがある。<<構成・主題>>
 まず、1つ目は、人が小さな物の役割に気づいてない部分があるということだ。この理由を証明するのは、昔、僕が蜂に始めて出会った時のことである。ある日、僕は友達と探検ゴッコなどと言って森のようなところで遊んでいた。僕らは、周辺の変な木に向かって、「うぁぁぁ敵が出たぞー」などと言って木の棒を振っていた。すると、何やらドス黒い丸い物体が飛んで来るではないか。僕は、目を細めてよく見てから、友達のS君に「ね〜あれって・・・最近テレビによく出て来る、スズメバチじゃない?」と伝えた。「えっ。どこ?」「だから、あそこだって!」と指で指しながら僕はいった。「ん?やっば!スズメバチって毒持ってるんだよ。」と言われて、友達とその場を逃走したことがあったものだ。今、考えてみれば、蜂と言うのは、植物にとって受粉するために必要であり、人が蜂蜜を食べるのにも必要というような役割を小動物それぞれが持っているのだ。
 2つ目は、人の利益だけを追求すると環境に悪いと言うことだ。最近なかなか冬がやって来なかった。その原因1つとして地球温暖化が挙げられるだろう。では、なぜこんなに地球温暖化が、活発になったのだろうか。「まずは、緑が減った。次に・・・・。」と元を辿って行くと人間が利益のためにやった事に当たるのだ。そこで、何が悪いのかを追究していく必要がある。現在、雑草という物が減ってきた。そのせいで、木が順調に育たなかったりして、二酸化炭素が、増えてきたのだ。
 確かに、地球全体を考えることも必要だ。しかし、「雑草とは、まだ、その美点が発見されていない植物のことである。」という名言があるようにもう少し小動物の役割に目を配らなければ、ならないのだ。

   講評   kira

 BJくん、こんにちは。今回のテーマは応用範囲の広いものです。作品はよく考えられていてすばらしい。ぜひ自信作として記憶にとどめておこうね。
 小さなものの役割に私たちは気づかないことが多いね。それは、ものの持つ性質のプラスとマイナスを考えると、どうしたってマイナスばかりが記憶に残るからでしょう。それは自分を守るための本能かもしれないね。だからこそ、意識的によい面をみるようにしていく必要があるね。プラス思考です。
 環境問題の実例ではデータ実例がほしいなあ。数字のデータをそのまま引用していこう。二酸化炭素の排出量など。言葉の森のHPの「数字の草」で探せます。
 ものごとの全体を、大きいことを考えるときこそ、小さなものを見過ごしていけないね。世の中に役に立たないものなど何ひとつないのだから・・・。
      

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