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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ミミズの働き   えくき

 ミミズというのは、平均して一年間に約1センチメートルの土壌を地表に排出している。そうした絶え間ない働きが、有機上壌の形成に大きな貢献をしてきている。ふつうのミミズは、土を豊かにするために決定的に重要な動物である。もしミミズがこの世にいなくなったら植物は滅亡するだろう。土はミミズの体の外から出ると、豊かな黒い土になり、ふわふわと柔らかくなる。このことから、自然の中でのミミズの役割を科学的に認識することによって、人間としての付き合い方を選べるものだ。だから私は、小さなものがどれだけの働きや、役割をしているのかを知ったほうが良いと思う。
 なぜなら、私も小さな頃、お芋堀をしていて、まだその頃はミミズの働きを知らなかったために、シャベルですくって畑の外に出してしまったことがあるからだ。(理由)もし、今ミミズの働きや役割を知った上で、ミミズを見たとしたら畑の外に出すなんてことはしなかっただろう。ミミズがいなければ、おいしいお芋ができないのだから。
 第二に、データ実例によると「日本の年間のゴミ排出量は5020万トン」というのがある。このゴミを普通に処理していったら莫大なお金がかかってしまう。そこで、もうすでにロンドンでやっているのだが、生ゴミ処理をミミズに手伝ってもらってはどうだろうか。しかし、ミミズが助けてくれるからといって、人間がどんどんゴミを出してしまっては意味がない。だから、人間、ミミズ共に協力し合い、よりよい地球を作り上げていったら良いのではないだろうか。
 確かに、ミミズを利用しているだけではないかと思うかもしれないが、「私たちの幸運が、ほかの人びとの不幸に支えられているのであってはならない。」という名言があるように、ミミズだって食べる物がなければ死んでしまう。その食べ物を人間が与えて、ミミズが処理するということなら、これは立派な協力ではないだろうか。

   講評   miri

<第1段落>ミミズの働きって想像すると、すごいことですね。要約は、内容、字数ともにばっちりです!意見も自然な流れで入っています。
<第2段落>理由のひとつめ。書き方ですが、一般的な言い方でまず理由を提示します。そのあとで体験実例を入れましょう。ここでは、「第一に、ミミズの働きについて全く無知であると、それこそ害虫のように扱いかねないからである。私も小さな頃、、、、」というように。
<第3段落>こちらの第二の理由も、「第二に、ミミズの働きを知っていればそれを地球のために有効活用できるかもしれないからだ」というふうに理由をあげた上で、以下の説明を入れます。
<第4段落>たいへんよい結びができましたね。最後の「協力」は「相互協力」「共存」などに置き換えてもよいかもしれませんね。
11.2で送信されていたので、11.1(課題は11.1なので)に編集しなおしました。11.2は、おうちから送ってもいいし、教室で書いてもいいですよ。

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