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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   未来まで自然を残そう!!   えうや

 年寄りが行けるような所に、薪採りのできる林があり、家のすぐそばには洗濯のできるきれいな小川が流れているといった、この素朴な集落の光景は、日本人にとっての一つの原風景だ。集落をとりまく山麓の森林は薪炭材、日用品や農用材のほか、緑肥、木の実、山菜から家畜飼料までさまざまな生活資源を引き出せる宝の山であり、そこから流れ出す川は良質な生活用水を供給する母なる川だったのだ。里山が長く維持されてきた理由の一つは、必要な時に必要なだけを求める「摘み採り」というやり方があった。集落を囲む里山に必ずあった鎮守の森という所がある。自然への畏敬の象徴として鎮守の森がある。これは、信仰の場であると同時に今でいえば保存林にあたる聖域でもあった。
 昔の考えとは反対にいまでは自然破壊が多い。例えば森林伐採。木を切りすぎて、酸素が減って二酸化炭素が増えたり、日陰が減って地面の温度が上がって地球温暖化が進んでいる。排気ガスで二酸化炭素が充満して、日光の熱が溜まって、まるで温室のようになって、同じように地球温暖化の原因になっている。
 友達に聞いた話では、『イオングループ』という企業が毎年一回、木を植えている。これは、地球温暖化を防ぐためにということでやっているらしい。一回に二十本〜三十本ほど植えているから,もう百本ほど植えていると思う。
 木を植えるということは、人間にとって、未来の地球を守るということになる。ぼくが大人になったら、地球温暖化が進んですごく地球が熱くなっているかもしれない。それを防ぐために今のうちから、自然破壊を止めて木を植えるようにしなければいけないと思う。それは、地球温暖化を阻止することにもなって、自然を昔のままの形で残せると思う。

   講評   tama


 健くん、体の具合はよくなりましたか?

 今回の感想文では、自然破壊についてよく考えて書いてくれましたね。文章の構成もしっかりできています。森林伐採、地球温暖化のような言葉は、テレビや新聞などでよく目にすると思います。言葉だけでなく、実際にはどういう問題なのかを詳しく(くわしく)知っているね。本当に感心しました。

 友達に聞いた話もしっかり覚えていて、実例として書くことができましたね。この企業だけがやっていること、と考えると小さなことかもしれないけれど、私たち一人一人が関心を持つことは、大きな力につながるね。健くんもまた、他のお友達にも教えてあげてね。

 昔話に出てくる風景が残っていた時代の人は、自然を守る方法を、神様を通して知っていたんだね。開発が進み、次第に大切なことを忘れてしまい、気がつけば世界中で取りあげられるほど大きな問題になってしまいました。健くんが大人になったとき、「あの頃は大変だったなあ」なんて笑話になるように、私たちにできることを考えていきたいですね。

                        

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