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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ク・セ・ジュ?   JR倒壊

 現代は高度情報化社会である。情報量の増大は意思決定を単純化するであろうか?情報量の増大には三つの意味がある。ひとつは、情報が細分化されるということ。もう一つは、情報のスラックスが増大されるということ。さらに最も厄介な情報操作というものがある。これは国家によるもののみならず、株の仕手戦、商品広告、あるいは個人レベルでの学歴詐称などありとあらゆるところで行われている。多すぎる情報の中で、かえって正しい情報が伝わりにくくなりつつある。私たちは情報の海の中でそれをコントロールしきれないことが予想される。
 それを防ぐための対策として、自分独自の情報源を持つことが挙げられる。私はたまにネットショッピングをする。私が住んでいるところは田舎なので、電気製品などを買う時、近くで売っていないことがしばしばあるのだ。買いたいものが近くにないときネットで注文するわけである。だが、ネットで注文するときは、実物を直接見たり触ったりできないという欠点がある。だから私がネットで購入する際には、この欠点を克服するため、価格.comなどでユーザーの使用レポートなど生の声を聞くようにしている。中には参考にならないものも数多くあるが、少しはいい書き込みがあるので参考になる。このような情報源を独自に見つけて欲しい。
 もう一つの対策としては、情報を受け取るだけでなく、自らも発信することが挙げられる。例えば、ホームページを作るということがある。そこに自分のメールアドレスを載せればそのページを見ている人との情報のやり取りができる。他にはチャットという手段がある。これをやれば、すぐに返事が来るし複数の人ともやり取りができる。情報も受け取れるし、発信もできる。
 確かに多すぎる情報を遮断してじっくり考える時間を持つという生き方が有効なときもある。しかし、情報とは他の事物と異なりそれ自体に価値があるものではなく、それをどう生かすかがが大切なものである。だから私たちは、大量の情報が流れ込んできてもそれに振り回されずに、その情報を使って今後の糧にしていくべきだ。

   講評   kira

 JR倒壊くん、こんにちは。フランス語できましたね。私は第二外国語はドイツ語だったのでわからないなあ。(といってもドイツ語も音にしか聞こえません。)「私は何を知っているであろうか」という問いかけは、モンテーニュ?。情報が洪水のようにあってもそこで自分は何を知っているのかと懐疑するべきだということですね。深いなあ。
 自分独自の情報源をもつことはいいことです。でも、複数持つべきでしょうね。近所のうわさでもスピーカーのようなある人の話にうっかりのっかるとろくなことはありません。判断するのはあくまでも自分なので、自分の中で民主主義の会議が開けるような感覚がよいのではないでしょうか。ひとつの情報だけ信じるのは、なんだかカルト教団のようですよね。JR倒壊くんは複数からの選択ができているようですね。
 情報の発信は、なるほどHPですね。言葉の森もHPからじつにさまざまの提案をし続けています。最近個人のHPを持つことが急速にひろがっているのは、この情報をよみとる力と関係しているのかもしれませんね。みんな危機感をもってるんだなあ。(そうだといいなあ。)
 まとめがいいなあ。これが先週のテストだったらよかったのに。「情報とは・・」の自作名言、完成度高いね。
 どんな高い理想や制度があっても、それらを解する人間によって卑俗なものになりうるしよりよく活用できることもできる。すべては人間の資質によって良くもなるし悪くもなるというのが人間中心主義ですね。情報と人間との関係もまた然りというJR倒壊くんの意見、お見事でした。
  

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