対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   中身を大切に   すいーとぽてと

 産業革命以来、機械は人々の生活を豊かにする打ち出の小槌の役目を果たすものだと思われてきた。そしてその進歩はイコール人類の幸福につながるとも信じられていたのである。だが、最近になってそれだけが全てではないことが反省されるようになった。最も有効な方法のひとつとしてあげられるのは、生物学的な発想であろう。「二十世紀は機械文明の時代であったが、二十一世紀は生物文明の時代になる」というような言葉が使われている。庶民は人間である入りもさきに、まずは生物で、生物は本来もっと泥臭いものだということが、いつの間にか忘れられていた。私達の生活にとっては、計算されたものよりもなじみやすいものの方が良い。
 第一の理由は、整った環境よりも、慣れ親しんでいる所のほうが良いからだ。その例として、私の部屋があげられる。あまりきれいではないその部屋は、机の上では、まるで波が押し寄せてくるかのような、なだれが起こり、お菓子の包み紙と共に、消しカスが散らばっている。椅子には服がいくつもかけられていて、床には数種類の鞄が置かれている。親によく、
「部屋片付けなさい。」
と言われる。それでも片付けないと、ギラギラ光った目で、こちらをにらみつけ、
「早く片付けないさい!」
と、怒鳴られる。とても怖いのでゆっくりとしぶしぶ片付け始める。部屋がきれいになった次の日から、自分がどこに何をしまったか分からず、失くし物が出てくる。私は、片付けるから、こんなの事になるのにと思いながら、なくし物を探し続けるが、そのうち諦め、部屋に出ることに決定した。
 第二の理由は、私達は変化を求めるからだ。「海外旅行者数」のデータが、データ集に載っている。「日本の年間旅行者数は、1500万人を突破。海外からの旅行者数は、300万人台。」と、記されている。これは、定規で測ったような決まりきった生活では、整いすぎていて、疲れるからだと思う。
 確かに、見た目が美しい環境は良いと思う。しかし、「家とは、外から見るものではなく、中で住むためのものである。」という名言があるように、外見よりも、心地よさの方が大切だ。

   講評   kira


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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