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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   帰りの道の出来事   ちび丸あん

 「さようなら。」
私は先生や友達にそういうと、まっすぐに教室をとびだし学校の門を出ました。その日はとても仲のよい友達と帰る約束をしていました。
「今日は何をしながら帰る?」
「うーん。何をしようかー。」
などと会話が続きます。二分ほどたつと友達が急に
「じゃあ、荷物持ちをやらない?」
と聞いてきました。私は迷わず
「いいよ!!」
と答えました。荷物持ちとは『じゃんけん』で負けた人が勝った人の荷物(ランドセルや、てさげ)を持つ『罰ゲーム』のようなものです。それはマンホールからマンホールまでの距離が短い方が楽ですが運が悪く、遠い距離になってしまう場合もあります。みんなの荷物が重い時は、いつになくとてもつらいです。まるで家来にされているように……。(たとえ)私はいつも最初に『荷物持ち役』になってしまいます。大変だけれども、(みんなのためにこれをやっているのだ。)と思うと勇気がわいてきます。だから私は、がんばれます。
 私が一年生の頃、まだ通学路になれていなくて家に帰ることが不安でした。でも友達と一緒に話ながら帰るとなぜか『不安』という言葉が自然に消えていきました。そのときはよく分からなかったのですが、学校になれてくると分かるようになってきました。それは友達の話に合わせて話すので夢中になり気にしていた言葉が知らない間に頭から消えていっていたからです。だから私は帰り道が一日の中でとても楽しみにしている時間です。(前の話)
 私には友達がたくさんいます。だから一人で帰るということはいままで、一度もありませんでした。毎日三〜四人の友達と帰っているのでとてもにぎやかです。私はいつも(こういう優しい友達をもっていて良かったなぁ〜)と心の中で思っています。(心の中で思ったこと)
 今日も私は最初に荷物を持っています。(動作情景の結び)

   講評   nara

 先生の家は小学校からすごく近かったから、あんちゃんとは反対にだれかといっしょに帰ることもできず、あっという間に家に着いたよ。だから、こんなふうに、ゲームをしたりいろいろなことを話したりしながら帰っている小学生軍団(笑)を見ると、うらやましくなる。学校の外でいっしょにいると、なかよし度が高くなるような感じだね。
 罰ゲームのときに、あんちゃんが最初に負けてしまうのは、たまたまだろうけれど不思議だなぁ。もしかしたら、ほとんど罰ゲームに当たらない子もいそうだね。他の子の様子も入れておいてもよかったかな。
 一年生のころの話はいいね。なぜ、『不安』という言葉が頭から消えたのかの説明は、よく考えたね。一度浮かんだ『不安』は、一人でいるとどんどんふくらむばかり。友達はありがたいね!
 おしいなぁ。あと30字で目標字数だったのにね。送信するときの「これでいいですか?」という確認画面で、字数もチェックしようね。
 今回の作文は「友達がいるから、帰り道が楽しい!」という内容だね。この反対のことを想像してごらん。
 ★もし、友達がいなかったら、毎日の帰り道はたぶん……。
こんな文を入れることで、あんちゃんの意見がもっと強く伝わるよ。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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