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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   その場に応じた対応の仕方   えくき

 一流ホテルの待ち合わせとしてのルビーには、その場でのふさわしい行動が分からない客のために、あらかじめホテル側が「仕出し屋」といってその場でのふさわしい行動がとれる人達を用意している。例えば、お手洗いがどこか聞きたいときに、自らボーイに近づいたりするのでなく、ちらりと指をあげ寄ってきたボーイに「お手洗いはどちら」と聞くのである。このように、ホテルのロビーでは、ボーイに向こうからやって来させるのでなければいけない。それが、一流ホテルのロビーを利用する、一流の客のやり方というのがある。つまり、ホテルのロビーにいる「どうしようもない田舎者」と、「これぞが都会人」と思えるものは、双方ともホテル側の「雇われ」なのだ。その間をキョロキョロしながらうろつきそれぞれから何ごとかを学ぼうとしているのが、本来の客ということになる。
 確かに、都会人は高級な場所でのその場に応じた服装や振る舞いが出来るだろうが、田舎者だからといって、無理までして全部が全部、都会人らしくならなければいけないこともない。自分らしさを大切にしながら、高級な場所での振る舞いを学んでいったら良いと思う。例えば、結婚式に招かれたとして、必ずしも着物でなければいけないというほど決まってはいない。ただ、結婚式で失礼な服装にならない程度なら、自分らしさを生かし、自分の着て行きたい服を着ていけばいい。
 しかし、その場にいる時の振る舞いや服装もとても大事だ。実際に私も、学校で月に一回朝会があるのだが、その朝会には制服で参加しなければいけないという決まりがある。しかし、その決まりを破り、ジャージで来ている人がたくさんいるのだ。そこで私は、月に一度しか全校生徒が集まる機会がなく、しかもその朝会では部活動で優秀な成績をおさめた人達が表彰されたりするというのに、ジャージ姿で表彰されている人を祝福したり、そのジャージ姿で校長先生と挨拶するというのはとても失礼なことだと思う。桃太郎も鬼退治に行く時は、頭に鉢巻をしていったほどだ。
 確かに、自分らしさもその場での振る舞いや服装も大事だが、その場での心使いが一番大事だと思う。「家とは、外からみるためのものではなく、中で住むためのものである」という名言もあるように、服装、振る舞いがその場に合っていたとしても、心使いがなければ、せっかくの服装も、振る舞いも全く無意味なものになってしまうからだ。だから私は、自分らしさ、その場での振る舞いも大切にしつつ、常に心使いというものを心がけていきたいと思う。

   講評   miri


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