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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   今必要なこと   ミュウ

 今年、2005年は戦後60年であり、そして、あの阪神・淡路大震災から10年の年である。一昨年2003年では、「大量破壊兵器をなくせ」という掛け声のもと、イラクのフセイン元大統領が拘束された。結局、例の兵器は発見出来なかったものの、掛け声の力とは凄いものだと実感した。また、阪神・淡路大震災では沢山の犠牲者が出た。この震災から「教訓」というものが出たらしいが、内容は分からない(笑)。震災直後は様々な議論がなされ、今の日本があるそうだ。だが、実際はどうだろう。昨年に発生した新潟県中越地震では、食料の支給が遅れたのだ。つまり、一部の教訓の効果がなかったのである。スローガンとは、良いものなのだろうか、それとも不必要なものなのだろうか。
 確かに、呼び掛けとは良いものだ。中学・高校・大学受験では、「頑張る」という気持ちがなければ本領を発揮出来ない。勿論、定期テスト・資格試験でも同様なことが言える。昨年8月に実施されたアテネ五輪では、女子レスリング日本代表・浜口京子が活躍した。その父、アニマル浜口は、2004年度流行語大賞「気合だー!」が選出された。この言葉を心底から叫ぶと、「やる気」というものが出てくるそうだ。浜口京子はもう一歩のところだったが、あの言葉がなければ銅メダルは手に抱けなかったと思う。このように、呼び掛けとは原動力というものがあり、大切なことなのである。
 しかし、それは悪いという意見もある。なぜなら、相手側にプレッシャーが掛かってしまったり、不正な方向へと進行してしまうからである。例えば、真珠湾攻撃。あれがなければ、太平洋戦争など勃発しなかったはずだ。数年間は平和でいられたはずだ。敗戦もしなかったはずだ。「アメリカへ戦争を仕掛けろ」と誰が案を出し、誰が命令を下したのかは知らないが、そのような意見さえなければ間違った方向へは進展しなかったはずである。このように、誰かが呼びかけを行ってしまうと「鶴の一声」のように、間違った方向へ皆が従ってしまう可能性が高いのである。
 確かに、スローガンとは、良い場面・悪い場面をもつ。しかし、最も大切なことは「歴史を知らない人間は、やがて自国を滅ぼすこととなる。」という名言のように、理屈を検証することである。感情的なものは、様々な方向へと進行してしまうのだ。事故・事件・問題などによる物事の背景には、起因が絶対に存在している。それを検証することが、現代の人類にとって必要な事柄なのだ。第二次世界大戦の原因は何だろうか。一応は日本から真珠湾へと攻撃を仕掛けたのだが、なぜ真珠湾へ先制攻撃したのかは解明されていないらしい。人間は、二度と日本国憲法「平和主義」のもと、戦争を起こさないために原因を探らなければならない。でなければ、慰霊祭とは「何のための慰霊祭なのか」になってしまう。形だけの存在なのだ。人間とは、感情も頭脳も持っている。それで起因を探り、摘み取り、反省するべきなのである。<<総合化>>

   講評   nara


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