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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自分らしさとその場所に値する振る舞い   うくほ

一流ホテルの、いかにも「一流でござい」というロビーに、たいていこうした男女の一群がたむろしているのは、そうでないとどうしていいかわからない客がいると考え、ホテル側があらかじめそれ専門の「仕出し屋」に頼んで用意しておく場合が多いからである。当然、経費もかかるが、ロビーを利用する客にランクの最上位にある「待ちあわせ場所」としてふさわしい体験をしてもらうことはホテル側としても望ましいことであるし、これにはちょっとした教育効果もある。つまり、彼等があまり傍若無人な振る舞いに及ぶと、ボーイが近づいて行って「周囲のお客様が迷惑をいたしますから」と、それとなく注意をするのを見かけるであろう。あれは、そうすることによって「周囲の客」の方が、「ははあ、ホテルのロビーであんなことをしてはいけないんだな」と学ぶことを、期待しているのである。(要約)
私は、自分らしさを出す事はいいことだと思う。例えば、私は、色んな人に、自分の事をアピールするのが好きだ。最近あるアニメにはまり始めて、その事を色んな人に言った。そのアニメは、三年位前にかなり流行ったやつで、今でも放送しているアニメだ。すると、元そのアニメが好きだった人から、CDやグッズなどを貰ったのだ。もうはまっていないから、別にいらないらしい。結構得した出来事だった。だから私は、自分らしさを出す事はいいことだと思う。
でも、その場所に値する振る舞いをしていく事も大事だ。例えば、結婚式に黒いネクタイをしていく人はいないし、お葬式に真っ赤なシャツを着ていく人もいない。昔話の桃太郎も、鬼退治に行く時はハチマキをして行った。だから私は、その場所に値する振る舞いをしていく事も大事だと思う。
確かに、自分らしさを出す事も、その場所に値する振る舞いをしていく事も、どちらも大切だ。しかし、「家とは、外から見るためのものではなく、中で住むためのものである」という名言もあるように、周囲の人がどう受け取るかを考える事が大事だ。

   講評   kira

 詩織ちゃん、こんにちは。一流ホテルは最上の気配り?で雰囲気や品位を保っているものなんだね。おもしろい文章でした。こういったレベルでなくても、私たちはふだんから人のふり見ながら、自分のふりの勉強をしているものです。
 ふるまいは周囲になじんでいるべきだという考えも、自分らしさを前面にだすべきだという考えもありますね。
 自分らしさを出すことは個性の発揮ということになるね。詩織ちゃんは自分の趣味をみんなにアピールして協力も得ることができたんだね。反対にその場所にあうような行動を選ぶことは、社会や世間になじんでいくという協調性の勉強です。
 私たちがひとりで生きているのではないかぎり、やはり相手を配慮していくべきでしょう。行動を選びながら、自分らしさを保っていけるというバランス感覚が望まれますね。
 

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