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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   寒いマラソン   えひな

 「あー。いやだなー。」
「マラソン、さむいしね。」
私は最近、体育でマラソンをやっている。運動場を一周したあと、外にでて川沿いを走って行くと鉄橋があり、それをタッチしており帰すといった、とってもしんどいコースだ。この前、見に行ったら、風がビュービュー吹いていた。先生は、暖かそうな服をきていたが、私たちは半そで半ズボンだったので、とても寒い思いをした。まるで、南極までマラソンをしにいったぐらいだった。走り始めは、「がんばるぞー。」とおもっているが、だんだんと、どうでもよくなり歩いてしまう。でも、周りにも歩いている人がいてしゃべりながらいけるので楽しい。
 前に、足をあまりあげないで走るといいといわれた。その通り、走ってみると走りにくくてたくさんの人にぬかれてしまったので、最近は自分だけの走り方を見つけて走っている。先生にはあって、私にはあわない走り方なんだとおもった。うでもあまり、振らないようにすると言うことも聞いた。私は、すべて走りやすい方法を考えて走りたいと思う。
 これからは、誰かを追い越すだけではなく、自分のペースをつかんで走りたい。自分にあった友達をみつけたり、目標の人をきめたりしてがんばっていきたい。
「あー。やっと、おわったー。」
「手がかじかんでる。」

   講評   huzi

 寒い季節になると、どこの学校でも校庭でマラソンをするすがたが見られます。それを見て、寒がりの先生は「ああ。大人でよかった」と思います。子どもたちは、みんな、真っ赤な顔をしていっしょうけんめい走っているね。
  書き出しと結びに、「(かぎかっこ)」のくふうができましたね。とくに、【動作情景の結び】は、終わったときの冷たさが伝わってきて、「早くあたたたかい場所に行きなさい」と言ってあげたくなります。たしかに体はあたたまっても、手の先はつめたいですね。
  川の堤防は寒いでしょう。風をさえぎるものがないからね。【まるで南極までマラソンをしにいった】と思う気持ちはよくわかります。それでも、最初はがんばろうと思うのね。でも、まわりの人が歩き出すと……どうでもいいやと思って自分も歩いてしまうのですね。でも、ゆっくり歩いているとよけいに寒さを感じそうです!
  【前】に聞いた、走り方。先生も同じ話を聞いたことがあります。体が上下にゆれないほうが、しょうげきが少なくて楽に走ることができるそうです。でも、そのように走ろうと思うと、体力ときんにくの力が必要なのです。疲れてくると、ドッタンバッタンになるよね。
  【心の中で思ったこと】が、奈未ちゃんらしくて、とてもいい意見です。競争だけが目的ではなく、自分のペースで走りぬくことが大切なのですね。そんなふうに考える奈未ちゃんは、マラソンに向いているんじゃないかな。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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