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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   本当の愛情とは   

 子供に対する本当の愛情は、塾へ勉強に行け、次に何しろと言うものではない。子供の人間形成には、人間的な愛情が必要なのである。そして、それぞれの立場があるということなどを躾として教えることが積み重なって、将来の判断力が育ち、いい人間性が生まれるのである。しかし、親が可愛いからといって手元においてわがまま放題にして育つと、本質的な問題を感じ、ある方向へ持っていく機能、考え方が生まれてこない。だから、子供がグレて変な方向に行ってしまう。僕は、子供には愛情のある躾が必要だと思う。
 第一の理由は、躾をしてもらっていないと、マナーのない人間になってしまいそうだからだ。僕は小さいときから母に靴を脱いだらそろえるように言われ続けていたが、できていなかった。前に友達の家に遊びに行ったら、その友達のお母さんに「くつ,そろえてや」と言われてハッとした。そして、母のいつも言っていたことを守っていなかったことに気づいた。その後もよくその家に遊びに行くうちにいつのまにか、靴がそろえられるようになっていた。それがある日、母に「この頃,靴そろえられるようになったんやね」と言われて意識しなくてもいつの間にかできるようになっていた。
 第二の理由は、親の愛情のある躾があると、善悪の判断ができるようになると思うからだ。例えば、小さい子供なら友達の家のおもちゃを勝手に持って帰ってきてしまうことがあるかもしれない。そんなとき、親はあまり怒り過ぎないようにして言って聞かせないといけないと思う。そうでないと「俺の物は俺のもの、お前のものも俺のもの」という人間が出来てしまうかもしれない。そして、大きくなっても人の物を平気で盗む人間になってしまうだろう。
 確かに、その人が生まれ持った才能や素質というものもあるかもしれない。しかし、ロバが旅に出たところで、馬となって帰ってくるわけではない。という名言があるように、わがまま放題にして育てると子供は変な方向に行ってしまう。だから、きちんとするところはしておかないと、素質も才能も十分に発揮できないと僕は思う。

   講評   kira


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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