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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   将来への道   うらね

 学童のあそびには多くの想像力や抽象思考力がはいってくるからきわめて多彩なものになる。おそらくそれはのちの交友、恋愛、結婚などという対人関係の基盤をつくる力を持っているのであろう。修身の訓話よりもこうしたあそびの中で子どもの社会性が育って行くことを考えれば、それだけでもあそびの重要性がわかる。さらに、あそびの中で想像性がゆたかに発揮されると、創造的活動にまでつながって行く。これはうまく発達させれば、大人の卑小な「現実」を乗り越えさせ、新しい精神の世界を生み出す基礎能力となるのだから、大人はなるべくこの芽をつんでしまわないように、むしろ子どもから学ぶように心したいものだ。こうした面を発達させるために、学校の国語教育や作文の授業はきわめて大切な役割を持っているにちがいない。(要約)
 確かに遊ぶことも大切だ。現代社会の教育の環境を見ていると、とにかく子どもにできるだけ多くの知識を詰め込んで出世してもらおうと考える家庭が目立つ。しかし、子どもからしてみれば、大きなお世話だと思う子どもも中にはいるであろう。とくに進学校などでは、勉強一筋というようなくらいに勉強をさせられてしまう。こうなると、将来なるものの可能性が狭まられてしまう。しかし、スポーツなどをしていると、可能性が大きくなるのである。また、遊びだといって軽視している人もいるが、遊びによって得られるものだってあるのだ。エジソンは誰もが知っている偉大な発明家であるが、実は子どもの頃は勉強を全くといっていいほどやらなく、遊んでばかりだったのだ。私が思うにエジソンは遊んでばかりいたため、他人より発想力や想像力が発達していたのではないだろうか。だから、勉強ばかりしているのではなく、遊ぶこともしなければならないのである。
 しかし、勉強することも大切だ。昔話でいえば桃太郎である。桃太郎も当然勉強していたから、動物たちとうまく交渉ができて、鬼退治に成功したのであろう。もし、勉強していなかったら動物たちとの交渉が成立せず、鬼退治をできなかっただろう。また、就職する際には、必ず学歴というものがついてくるので、スポーツ選手などになる人以外は、勉強しなければならないのである。私は勉強だけで人間を決めてしまうのは良くないことだと思うが、企業側は日本のような資本主義国家である限り、生き残るためにも、できるだけ良い人材を選びたいのである。今の日本のような社会の傾向である限りしょうがないことである。
 確かに遊ぶことや勉強することも大切だ。しかし、一番大切なのは「多すぎる休憩は、少なすぎる休憩と同じように疲れさせる。」という名言があるように、その両方が絶妙なバランスで保ちながら成長することだ。文武平等という言葉があるが、それを目標にしてその二つのことを一生懸命努力すれば、いつか必ず目標が達成する時が来るのである。そうすることにより、将来の道が新たにできるのである。(総合化)

   講評   jun

<第一段落>
 要約は言うことなし。ちょうどよい長さでうまくまとめましたね。
<第二段落>
 遊びの大切さについて、エジソンの伝記実例を挙げながら説得力のある意見が書けました。「勉強を全くといっていいほどやらなく、遊んでばかりだったのだ」の部分は「勉強を全くといっていいほどせずに、遊んでばかりだったのだ」などとするといいでしょう。
<第三段落>
 勉強も大切だという二つ目の意見には、桃太郎の昔話実例を挙げることができましたね。ただ、勉強=学歴という考えはやや狭いかなあと思います。勉強そのものの大切さについて知識欲などの側面から考えてみるといいと思いますよ。
<第四段落>
 結びはお見事です。前向きにまとめることができました。「その両方が絶妙なバランスで保ちながら」は「その両方を絶妙なバランスで保ちながら」とした方がすっきりしますね。

☆作文テストは合格です。おめでとう!
                                

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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