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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   長所と短所   りんこ

 人には長所と短所と言う物がある。人それぞれで、皆違う。例えば、私の長所と言えばいつも元気な所だ。しかし、友達の長所はお人好しな所である。又、私の短所は少し声が大きい事で、友達の短所は周りと違う事は出来ない事だ。やはり2人とも違うのだ。そして、人間は誰にだって長所と短所があり、それらが無いという事は無いのだ。
 私は、短所は悪い事ではないと思う。普通、長所は良い事で短所は悪い事だという風に考えてしまうがそうでもない。私の長所と短所は文頭に述べたが、短所の声が大きい事というのは時には長所に代わるのだ。例えば、声が大きいと発表の時などに役立つ事が出来る。声が小さいと一番伝えたい要点が相手に伝わりにくいからだ。ただ、短所が悪いと言うイメージが頭についてしまっている為、声が大きいのが悪いように感じるだけなのである。
 しかし、短所は直さなければならないと思う。例えば私だったら、授業中に喋っていたら(本当は駄目なのだが)、声が大きいので皆の迷惑になってしまう。このままだと駄目なので、頑張って声を小さくして話すようにしているのだが、そうすると反対に小さすぎて何を言っているのか、分からないそうだ。短所を直すのはとても難しい。難しいが直さないとかえって他の人に迷惑をかける事になるので、私は短所を直す為に日々努力をしている。
 「一長一短」と言う言葉がある。長所も短所もあるという事だ。つまり、短所が無ければ長所は無いのだ。そう考えるとやはり、短所は悪い事ではない。しかし、直さなくてはならない物である。だが、一番大切なのはどの様にすれば自分を理想の姿に近づけるかという事である。そして、短所を直す事は理想の姿に近づく為の第一歩なのだと思う。

   講評   huzi

 新しい項目での書きかたがスタートしました。電話でお話したように、【複数の意見】と【総合化】がポイント。この方法によると、考えを横と縦に広げることができます。
  書き出しの段落は、状況説明です。誰にでも長所と短所はある。莉絵子ちゃんは明るいけれど、少々声が大きいところが短所だと感じているのですね。友達には、また別の長所があるようね。ちなみに先生の長所は好奇心が旺盛なことで、短所はあれこれやっているうちにわけがわからなくなること。自覚していても一向に直らないなあ。
  【複数の意見】、うまく設定できましたね。とくに最初の意見で、短所は長所に代わるものであると気付いた点がいい。短所=悪いことというイメージを持ちすぎないことが大切ですね。
 二番目の意見では、短所のマイナス面を自分の体験を元に分析していますね。ここの説明、うまいなあ。
  【総合化】は、「一番大切なのは……」と、述べてきた【複数の意見】をさらに上の段階からしめくくることができましたね。この感覚を一回目からつかめたのはさすが。次回もチャレンジしてみてね。

 【複数の意見】=構成 の項目を◎にするためには、<<複数の意見>>とただし書きを入れておきましょう。<< は、全角の<を二回続けます。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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