対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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高校1・2・3年生
だいすき緑川先生 えひな
「あー。もう絶対緑川先生にならんしなー。」
「残念じゃなー。」
この春、私の大好きな先生が一年生の担任になった。先生とは、たくさんの思い出がある。
五年生のころに転勤してきて、私たちの担任になった。最初は、どんな先生かとドキドキしていたけど、だんだん慣れてきた。とても、やさしくて笑いのもとだった。ある日、運動場で給食を食べたとき先生も一緒に食べた。桜が舞い落ちる春、とてもきれいだった。風がふくと桜の花びらがパラパラふってきた。きれいで、桜の部屋にいるみたいだったけど給食に花びらがはいってしまって大変だった。すると、先生が
「わー、きれい。はいってきたよ。」
とはしゃいでいた。そのときの先生の顔はニコニコしていて、見ているほうも楽しくなった。私は、先生のことをまるで笑いの神様のように思えた。
先生は、会を開いたりするのが上手だ。いろいろな会を開いたが、その中でも五年生最後の日にやったお楽しみ会が一番心に残っている。私たちの係りが計画したものだったし、何よりもクラスみんなで作った色紙を先生が見て、
「ありがとう。」
といってくれてうれしかった。あと、先生が「スマイルアゲイン」を歌ってくれて勇気ずけられた。それからは、自分自身にも勇気がでてきた。先生がよく読んでれたちびギャラのなかにこんなのがあった。「ダイヤだって石ころだった。それならぼくらもなれるよね。キラキラ輝く素敵な石にいつかきっとなれるよね。」私もその言葉をしんじてがんばりたい。
先生のことを普通の先生だと思っていたけど、会えなくなると寂しいなと感じた。一緒の学校にいるのに、担任をしていなかったらさびしいです。これからも、一年生の子たちに笑いのもとを振りまきながらがんばってください。
講評 huzi
みみちゃんこんにちは! 新しい課題がはじまりましたね。長文が少し難しくなったと感じたかもしれません。それから、項目も少し変わりました。
●書き出しの工夫
●体験実例
●たとえ または ダジャレ
●わかったこと
●常体で書く 500字以上
すでに知っている書きかたもあるし、字数も500字をこえれば◎なので、奈未ちゃんにとっては簡単ですね。これから一つずつ確認しながらやっていきましょう。
【書き出しの工夫】は、うまいなあ。話した言葉をそのまま、「(かぎかっこ)」の中に使っているので、声が聞えてきそうです。
【体験実例】も◎。先生との思い出の場面が、大変印象的ですね。桜の下、舞い落ちる花びらを楽しみながら、一緒に食事をしたのですね。先生の【まるで神様のよう】な笑顔。みんなの喜ぶようすがうれしかったのでしょうね。
二番目の【体験実例】は、楽しい会のこと。歌を歌ったり、心に残る文章を読んでくれたりしたのですね。みんなの未来がいいものになるようにと、いっしょうけんめい考えてのことなのでしょう。
同じ学校にいても、担任が終わってしまうのはさびしいね。最後の文章は、ぜひ緑川先生にも読んでいただきたいですね。
結びの段落は、【わかったこと】を書きましょう。この小さなお別れを通して、どんなことがわかったかな?
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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