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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自然と人間   さぼてん

 里山を歩いていると、何人ものハイカーとすれ違う。それぞれの楽しみを求めて里山をおとずれているのです。しかし、ハイカーは毎日里山に来ているわけではなく、時々くるだけなのだ。なのに、里山を汚しているのはほとんどハイカーなのだ。それに対抗するように里山付近」に住んでいる人が「駐車禁止」とか「ゴミを捨てるな」とか、「山野草の採集は窃盗罪」とまでかいてあるのです。まぁそこまで書かなくても・・・。と私達は思いますが、里山を汚すのはハイカーで、里山を守るのは里山付近に住んでいる人だなんておかしくないか? だから、時々旅行客等の中でゴミを拾いに来ていたりする人たちがいる。大きなゴミ袋とかゴミばさみをもってハイカーが落としていった空き缶や煙草等をせっせと拾っているのだ。でも、それは当然、と思う人もいる。大体のゴミ拾いのグループは都会の人たちであるし、大体のハイカーも都会の人であるから、同じ都会に住む人なんだから、と当然と思う人がいるのだ。私は、だったらそう思っている人がやればいいじゃないか! と心の中だけで思う。そしてもし、私がそれを声に出して言ったら、また別の人が、だったらあんたがやればいいじゃないか! という。そしてまた・・・(笑)とまあこの具合になるだろう。
 みんな心の中だけでは、自然を大切にしなきゃ・・・。とか、エコだ・・・。だとか思っているのだが、なかなかやりださないのだ。これが現実。昔は、早春になると都会でもウグイスが「ホーホケキョッ」とさえずっていたのだが、今は全くだ。都会の自然が減ったのが大きな原因だ。それとゴミを捨てたり、と、ここでいう「ゴミ」は紙ゴミとかじゃなくて、排出ガスとか工場とかから出る煙とか川に流れたいろんな有害物とこのことだ。確かに紙ゴミとかも十分邪魔だが、生き物達にとってはやはりそういうものの方が有害なのではないか。例えば、洗剤のコマーシャルで「油まみれになった鳥がなんと僕で洗われ・・・ジョイく〜ん! 」とかいうコマーシャルだ。海を渡って油類を運んでいる船が沈没した。とかで、その油が海に流れて、無防備に海に飛び込む鳥達が大きな被害を受けているという悲しい話があるのだ。
 人間は、自然を今までめちゃめちゃにしてきた。さっきの鳥だってそうだし、森林伐採とかいろんな事をして自然をいじめるようにしてきた。自然は何も悪くないのに、ましてや、良いことをたくさんしてきたのになぜいじめられなきゃいけないのだ!! と、自然が言えたら早速言っているだろう。だけど自然はそんなこといえやしないから、代わりに自然災害をたくさんおこしているのではないか。土砂崩れや、北海道での熊の事件など、オゾン層がどうたらっていうのも一つだ。だけど、その被害を受けるのは里山とかの近くに住んでいるひとであることが多い。おかしな話だ。大体、自然と人間というものはお互い助けあうようにして生きていかなければいけないのだ。人間は自然無しでは絶対に生きていけないだろうし、自然は人間がいないとものすごく大きく成り過ぎて、山火事などばかりあっただろう。そして今は、一部の人間だけでなく、全ての人間が自然を助ける番なのだ。

   講評   yama

 こんにちは。自然と人間についての意見をシビアな目線で書いてくれました。確かに「自然を大切に…」などと思っていもなかなか行動には移せないものですね。そしてそれはまた企業もしかり。環境第一と言ってはいても実際には自分の会社の利益を優先させてしまうものです。みんなが大きな目で自然をとらえ、これからの未来を考えていかないといけないね。


<構成>要約と一つ目の意見がまじっているね。基本的な書き方としては、要約はもう少し量をふやして、第二段落から意見を書き始めるんだけれど、このまま清書に使えそうなくらい無理ない続き方になっているよ!でも要約も長文の大意をつかむ大事な練習なのでふだんは基本の書き方でやってみよう!
<題材>コマーシャルで見た鳥の話をよく思い出せたね。自分自身の体験が見つからなくても、今回のようにどこからでも似た話をひっぱってきましょう。意見を具体的に書くことがやりやすくなりますよ!
<表現>たとえは忘れちゃったかな?ユーモア表現はばっちりです。おもしろおかしく書くのは得意そうだね!
<主題>自然と人間についてという、大きな視点からの意見でまとめてくれました。全ての人間がということは「当たり前」にならないといけないね。自然保護を考える人が特別ではない時代になるように、早くがんばらないと取り返しがつかなくなるかもしれませんね。

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