対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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楽しさの矛盾 悟空
いつから世の中が矛盾を恐れるようになったのか知らないが、頭から悪いものと決めてかかっている人が多い。白が黒であって、空腹のときはものを食わない、などという話が横行してもはた迷惑であろうが、雨が降れば天気が悪いといった理に合いすぎた命題でいっぱいになってもことである。こうして、一度、矛盾が不毛だと知れると、われもわれもと論理性へ走る。かくして、論理はかくれた信仰の一つにすらなっていると言えそうである人々は、しかし、いわゆる論理なるものが塩の入らぬしるこのように間の抜けたものであることを直観で感じてはいる。口に出して言うのをはばかっているにすぎない。芸術では、この単純な合理にいろいろと仮名をつけて、そっとお引き取り願っている。ぼくは、矛盾は、よいと思う。(是非の主題)
矛盾は、良いと言う第一の理由は、(複数の理由一)矛盾がなければ、世の中面白くないからだ。ぼくは、あまりお笑いを見ないけど、みんなお笑いは、楽しいという。それも矛盾だと思う。矛盾がなければ、お笑いや全ての番組は、つまらないと思う。(体験実例)
矛盾は、良いと言う第二の理由は、矛盾があると発展などが浮かび上がるからだ。(複数の理由二)
確かに矛盾が必要な時もあるけれども、人間面白く生きていくには、矛盾があったほうが良いかもしれない(反対意見への理解)やはり矛盾は、あったほうがいい。
講評 hota
今回は、それほど長い長文ではありませんでしたが、出てくる言葉は難しかったですね! 要約も、けっこう難しかったのではないかと思いますが、よくできていました。少し長いので、悟空君が書いてくれた要約のうち、「いつから世の中が矛盾を恐れるようになったのか知らないが、頭から悪いものと決めてかかっている人が多い。」「こうして、一度、矛盾が不毛だと知れると、われもわれもと論理性へ走る。かくして、論理はかくれた信仰の一つにすらなっていると言えそうである人々は、しかし、いわゆる論理なるものが塩の入らぬしるこのように間の抜けたものであることを直観で感じてはいる。」を残して、あとは削ってしまうとちょうどいいのでは。
第一、第二の理由はよいですね。第二の方の実例は、ちょっと思いつかなかったんですね。「失敗してみて、新しいことに気づく」ような例があるといいですね。
「反対意見への理解」の「確かに矛盾が必要な時もあるけれども、」というのは、たぶん、「必要ない時も」の間違いですね。
あとは、「名言の引用」だけ、項目としては足りませんでした。おしかったですね!
それと、タイトルは、「矛盾の楽しさ」の方がいいと思うけれど、どうでしょう。
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