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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   矛盾があるから   

矛盾ということ。それは、ある人はとても嫌がることかもしれない。物事がきちんと筋道どうりになっていて、文句のつけようがない内容を訴えたりすることが得意・好きなひと。
だが、私は「矛盾」という言葉がこの世の中に存在することはいい事だと思う。この理由は二つあるが、「矛盾」があるからこそこの世の中がなりたっていると思う。
まず第一に、新しい発見や創造があるからである。例えば、自分自身を見つめることができる。友達と話していて自分が何かに対する意見を述べていたとしよう。自分は一生懸命言っているのに、友達から
「矛盾しているね。」
と言われてしまった。ここで今、自分が一生懸命になりすぎて文章のつじつまがあっていなかったことに気づく。また、矛盾するほど両方の意見が強すぎて、自分が思っていたよりはっきりと意見が言えてなかったということ。たかが「矛盾」という二文字の言葉によって自分の考えを見つめなおすことができた。
これはめったにできないことであろう。矛盾すること。それは自分自身を見つめなおすことができ新しい発見や創造があることになる。
次に第二の理由として、矛盾がないとつまらないからである。矛盾がないと物事すべてを論理的に考えてしまい、頭がカチコチになってしまうと思う。例えば、今現在の日本。なんだか矛盾しているきがする。自衛隊は作るのに、戦争反対国。これは思いっきり矛盾しているきがする。自衛隊というのは自然災害の時などに「支援しに行く」係であるというが、なぜ軍服なのか。この考えは、ちゃんとした答えがあるのかもしれないが、外国人からみたら、軍服・敬礼・訓練所を見てただただ軍人だと察するだろう。今は理解者も増えていると思うが、小さい子でも自衛隊というなをしらなければきっと
「軍人さんがいるよ。」
などとはっするにちがいない。しかし、ここは日本。戦争反対国なのだ。矛盾している。矛盾しているからおもしろい。あつかっている内容は大きなものだが、矛盾していることによってこのように「日本という国はどうなっているのか?」と改めていまの政治現状を見つめなおすことができるのだ。政治が矛盾していることはよくないが、論理的な政治のなかで生活するよりも、政治家が事件を起こしたりと少しでも矛盾している生活の方が生活しやすいだろうし、それこそ政治家という職業が堅苦しいモノばかりではないんだとみんなが希望や夢を持てるかもしれない。人間は堅苦しい生活のなかでずっと生活するのは耐えきれない。今の楽しい生活だってすこしぐらい矛盾や冗談があるから楽しく過ごせるのだ。実際私は、政治家という職業はかなりの真面目で堅苦しい冗談話なんていっさい語らない世界だと思っていた。がしかし、ある政治家の事件疑惑というニュースによって少しくらい楽しい仕事なんだな。と親しみやすい印象を持つことができた。矛盾。これがきっかけで世界がかわったきがする。
だが、矛盾というのは一切必要ない。という場合もある。大事な資料を文にしてまとめたりするとき。矛盾だらけの文では、何が言いたいのか分からない。大切な資料なのにそれこそ自分の信頼度が矛盾のわきまえをしらないことによって欠けてしまうことになってしまう。こんなことにならないためにも、矛盾は必要なことであるが大切な話し合いなどの時(場)は気を引き締めたりしてここでは矛盾している内容はしてはならないと自覚しておかなければならない。矛盾があるからこそ行動のメリハリを必要とする。
矛盾は私たちを引き締めてくれるためにも存在したのかもしれない。

   講評   mako

 しっかり書けたね。たいへんいいと思います。
 特に一つ目の「矛盾を指摘されることによって自分を見つめなおすことができる」というところがよかったです。なるほどと感心しました。「新しい発見がある」という理由をさらに展開させたすばらしい意見だね。
 意見を強調したいがために無駄な繰り返しをしないように注意しましょう。はっきりとした意見は必要最小限あらわすことを心がけます。Rさんの場合、素材(話のネタ)が豊富で話題が広がるところがとてもいいところです。いつも結び(まとめ)を意識して書くようにするといいね。
 清書のときは少し短くする練習をするといいです。基本的な流れをおさえて詳細な部分をカットします。

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