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   サトシワールド 第二章 再会   隊長

やっと運が向いてきた……。
サトシ達一行は、コーサラ大陸で最も大きい貿易港、トルラのシシルという所に、来ていた。
「いろいろな物があるなー。」
「そりゃそうだろう。この大陸一の貿易港なんだぜ。大陸中のものが集まってるよ。」
「なあ、所でなんでここに来たんだ? 」
「昔の仲間を二、三人呼んだんだよ。船で来るって言うからさ。ここが待ち合わせの場所だったんだけど……。まだ来ていないみたいだな。しばらく町を見て回ろうぜ。」
「そうだなー。でもいいのか?指名手配中のお前が素顔で歩いていて。」
「安心しろいくつかの村を回っているが俺の顔は知らないらしい。それより早く町に行こうぜ。」
「それはいかん。町の人を傷つけたくない。それにお前は今ここで死ぬからだ。」
「何物?」
「お前カルドの指名手配を受けているサトシとかいう男だな。お前の暗殺の腕は各地で噂されてるぜ。仲間になるのなら見逃してやるぜどうだ?んっ? 」
「生憎仲間がもういるんでねー。」
「せっかくのチャンスを逃がしやがって。勿体無い。しょうがない金のためだ。全員掛かれ。一人も逃すな。」
シシル郊外で始まった激戦。少なくても、百人に近い人数を、サトシ達はたった三人で相手をしていた。
その頃、海上の船の上で船首にでて、陸を眺めている男がいた。
「隊長もう少しで到着です。」
「ああ、わかった。しかし、またあいつに会う日が来るとはな」
「あれ、隊長は嬉しくないんですか? 」
「いや、そうじゃない。何か嫌な予感がするんだ」
「気のせいです。大丈夫ですよ」
「そうだといいんだが……」
「たっ、隊長」
「どうした?そんなに慌てて? 」
「シシルで、シシルで戦いが起っているそうです」
「なっ、何?急げ戦闘準備。サトシ達かもしれない」
「イエッサー」
「サトシ無事でいろよ……」
カンカン、キン、戦いの音が響き、その度に敵が一人ずつ、ドサと、倒されていく。
「2人とも行けるか? 」
「まだまだ行けるぜ」
「大丈夫だ。お前をおいて死ぬような真似はしないよ」
「おし、もう一丁行くぞ」
「おう」
「よし」
そこにドーン、
「な、何だ? 」
「逃がさん」
「賞金は貰った」
「そう簡単にやられてたまるか」
ザシュッ、
「ばっ、馬鹿な! 」
「相変わらず無茶やってるな。えっ?サトシよ」
「久しぶりだなシン。お前も相変わらず口だけは達者だな。そういう事は俺に一回でもいいから勝ってから言え」
「ま、まだ仲間がいただと!聞いてねえ。退却だ全員退却だ」
「誰が退却するって?寝言は寝て言え! 」
「屈葬、屈葬もう少しこしで大金が手に入ったのによー」
最後まで欲に目をくらませながら、敵の頭はサトシの刃に倒れた……。
「久しぶりだなシン」
「憎まれ口も相変わらずだな」
「よく俺がわかったな」
「お前を間違えるわけないだろう。これでも2年間一緒にいた仲だぞ」
「俺達にもわかるよう説明してくれ」
「ああ、すまんすまん。シンこっちはアジラとデモン、デモンは幼馴染だ。アジラはデモンと同じ傭兵隊にいたデモンの仲間だ。アジラ、デモンこっちは仕事上の元仲間だったシンと、その部下のアツシだ」
「よろしく」
「こちらこそ」
「以後お見知りおきを」
「相変わらず誰にでもあらたまってるな」
「いえいえ誰でもという訳ではありません」
「親しくなった人とは普通に喋ります」
「そっか」
「お前ずいぶん大掛かりなところに狙われ始めているみたいだな」
「あ、やっぱり」
「もしかして気づいていなったの? 」
「うん。そんなの関係ねえよ。俺にぬかってくる奴はただぶっ飛ばすだけだ」
「相変わらず無茶苦茶な奴だな。まあ俺がついってってやるから安心しろ」
「ちょっとまて何でそんな簡単についていくんですか」
「まあそのー昔ちょっとな」
「何があったんだよサトシ」
「じゃあ先進もうか」
「ちょ、ちょっと待て何でだよ」
「それはまた別の機会に」
そしてまた新たな仲間が加わった。
戦士シンその部下アツシ
『俺にもやっと運が向いてきた』

   講評   kan

 こんにちは、隊長。サトシワールドも着々と進んできていますね。書くことで表現する楽しさを十分に堪能しているのではないかと思います。文章を書く仲間も増え、ますます励みになりましたね。来月もこの調子で頑張りましょう。

         
 

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