対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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小さなこともやり遂げる ミュウ
現在、家庭から排出されるごみは、焼却や埋め立てという方法で処理されている。だが、焼却施設や埋立地の処理能力は、限界に近づきつつあるという。それだけではない。大量のごみは大量に燃やされ、大量のダイオキシンを発生する。このように、ごみの増加に関連づく問題もある。一刻も早く、ごみ問題を解決しなければならない。そのためには、私たちはどのようなことをすべきなのだろうか。
第一の方法は、誰もが知っている、リサイクルだ。所謂、資源回収である。古新聞は、再生紙としてノート、教科書、そしてトイレットペーパーとして利用されるようになる。世の中、雑誌や日本語や英語で書かれた新聞で溢れ返っている。それらを燃えるごみとしてごみ箱に突っ込むか、それとも協力して再資源化に努めるかによって、ごみが増量するか、減量するかに枝分かれする。私は後者を選びたい。1ヶ月分の新聞紙で、どれぐらいの再生紙が生産されるかは分からない。けれども、リサイクルすることによってごみが減少し、尚且つその分の森林伐採を食い止めることができる。まさに一石二鳥だ。
第二の方法として、リユースという、同じものを何度も使用する、ということが挙げられる。私の家族は数年前まで、牛乳屋さんから牛乳を買っていた。勿論、紙パックではなく牛乳ビンである。あのビンは、捨てずに回収し、洗い、繰り返し使うそうだ。他にも、故障した家電製品を修理して使うことも同様なことだ。壊れたからといって、すぐに粗大ゴミや燃えないごみとして出すのではなく、修理に出すのだ。我が家でも、パソコンを始め、エアコン、洗濯機、電話、ビデオカメラという大型の製品から小型の製品まで、恐ろしいぐらいの量を直している(笑)。
最後は、リデュースという、ごみになるものを作らない方法だ。非常に簡単である。買い物では、予め買い物篭や鞄を持参し、ポリ袋はレジで貰わない。少しお茶が飲みたくなったら、自分で作り、コンビニや自動販売機で売られているペットボトルを買わない。たったのこれだけを1日1回でも実行することによって、ごみも徐々に減少していくだろう。
確かに、一人でこのようなことをやっていても意味がない、と考えたり、面倒くさいと思ったりする人が多数いるだろう。しかし、嫌だからやらないのでは駄目なのだ。誰かが始めなければ、周囲に広がっていかないのである。また、現代の日本には1億人以上の人間が生活している。一人一日一gずつ減らせば、マイナス1億グラム以上にもなる。だから私たち現代人は、塵も積もれば山となる、という言葉のように、一つ一つの小さなことでもやり遂げていくべきなのである。
講評 nara
先日、「リサイクルは最後の手段だ」という文章を読んだよ。リサイクルという言葉は多くの人に知られているけれど、もっとリデュース・リユースへの視点を浸透させていくことが必要なのだね。
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