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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   たくましく生きる   怪盗ピエナ

 近頃は、エアコン、パソコン、洗濯機、さらにはロボットがせんべいをつくったりと急激に技術が進んでいる。それを人間は利用し、快適な生活を送っているのである。しかし、この快適な生活が、人間が本当に必要なものとは限らない。今日部活で、半分に分かれてチームをつくり、一人ベースを一周するベースランニングをした。最初は圧倒的に勝っていたのだが、途中で手にタッチしようとしたのに、ぶつかていってしまって、時間ロスをしてしまい、接戦となった。わたしはアンカーで、最後は二年生の中で一番足の速い子で、わたしの手にタッチされる前、少し負けていて「あぁ嫌だなぁ。」と思いながらもみんなを応援した。「よしっ!!一つ学年上なんだから、意地でも逆転しなくちゃ。」「勝負は最後までわからない。勝たなきゃ意味がない!!」と自分に言い聞かせていた。そのとき、わたしの手になにかがふれた、と思ったときに、わたしは走り始めた。
「のり太(わたし)〜がんばれ!!ぬかせ〜!!」
と言う声が聞こえた。不思議な事だ。相手チームも応援しているのに、自分を応援している声しか、必死だったのか覚えていない。
「のり太ぬかした〜!!いけ〜!!」
その応援おかげで、わたしは、なんとか抜かす事ができた。応援は必要だなあとつくづく思った。つまり、自分が本当の感動や関心、生きる力、生きる意欲などは、かなり追いこまれてから感じるものだと思う。だから、わたしは自然の中でたくましく生きたい。そうするために、二つの方法がある。
 第一の方法として、自分を追いこませることだ。この間、年に一回のスポーツテストあった。スポーツテストとは、一人ひとり、五十メートル走、長座体前屈などを測ったりして、自分の体力や柔軟性を知るというものだ。そのスポーツテストの中に『二十メートルシャトルラン』という種目がある。それは、二十メートルの距離を〝ドレミファソラシド〜〟の音がなり終わる前に、自分の限界まで何度も往復して、体力をみる種目だ。(ある期間を境に〝ドレミファソラシド〜〟の速度が速くなる。)千メートルを何秒で走ることができたかでも、自分の体力を知る事はできるが、それは「もう少し最初に速く走っていたら、もう少し速かっただろうな。まだ、体力も残っているし…。」みたいな後悔をしてしまうかもしれない。けれど、『二十メートルシャトルラン』だと無制限のため、自分の限界まで挑戦することができる。始めはゆっくりと余裕を持て走ることができるが、後半になってくると「あぁ早く止まりたい。」「倒れたい。」と頭の中で考えるが、「あと一往復したら今度の公式戦は優勝だぁ。」と自分で勝手に決めて、それを達成するために「がんばれ、典子!!」と一人で思っていた。「もうこれ以上、走ったらしんじゃう…。」と思っておわりにしたが、その時の達成感はすばらしいものだ。なので、自分を追いつめることはいいことだと思う。
 また、第二の方法は、もっと自然に親近感がわけるようにすることだと思う。塾の理科で、植物や生物について習った時、友達はすらすらと問題を解いていた。その子は小さいころから公園へいって、虫や植物などの自然とふれあっていたからだと母は言う。つまり、虫や植物などをみながら遊んでいるうちに、自然とそれらの特徴などを学習していたのだ。わたしはその話を聞いて、昔から自然と親しんでいたらよかったなあと後悔した。
確かに快適で楽な生活もいいけれど、『経験は最良の教師である。』という名言のように、自然の中でたくましくわたしは生きていきたいと思う。

   講評   mako


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