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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   木を利用するわたしたち   

木。木というものは身の回りに多く存在し、私たちの生活のとても手助けをしてくれている。そんな木の上手い活用の仕方。あるいは、木とどうやって上手く付き合っていくのかい今更ながら考えたことはあるだろうか。
私は、木はお金に変えられないすごく価値のあるものだと思う。このことが実感できたのは、先日の合宿で行われた登山であった。とにかく私は木(自然)の偉大さに気をとられた。空気がおいしいしきの季節木のほのかな香りが漂ってとても癒された。学校の机や柱に使われているこの木々。私は木を切り落とし削ったり加工することが少しもったいなく思った。こんなに癒しオーラーのあるいいものなのに、と。普段から加工して木の色から癒しなどは出ているがこんなにすばらしい木々をわざわざ加工して商品化するのはもったいない気がする。これこそ某CMにあるフレーズ『お金にかえない価値がある。』ではないのだろうか。木は存在するだけですばらしいから商品化しなくても人の心にはきっとつたわるであろうと私は思う。
ところで、逆に商品化しないとその木のよさが判断できないものだってある。こんなことはないだろうか。ひとつのテーブルを買うだけに木の種類や性質までこだわること。それなりにいいと思うが、この行為からして私のように木の素人には値段でしか木の性質はあまり見極めきれないだろう。たくさんの種類の木があるからすぐにどれが上質なものなのか分からないので見極めるにはやはり『値段』というヒントがあってくれたならきっとたすかるだろう。
木そのもののよさと商品化された木のよさはどちらとも同じくらいいいものだと思う。
けれど、お金の収入ばかりにきをとられて森林伐採を率先してやったりとまちがった木の扱いをすることだけはいけないと思う。これから将来、社会が発達し山ごと刈ったりすることもしばしばあろだろう。けれど、絶対に忘れないでほしい。
『木を切ることはかんたんだけど自然を取り戻すのは困難である。』
『お金も天然林も両方大切だけども、けっしてどちらかに偏りすぎることはよくない。』
この二つのことは対比していて難しいことかもしれないけれど、いずれにせよ重要なことである。
まだまだたくさんある木々。上手く活用していくかは私たち人間の仕事。

   講評   mako

木を利用するわたしたち+
 是非の主題は「お金にはかえられない価値がある。」ということでしょうか。
 その理由をもっとアピールして書きましょう。たとえば「自然の中の木は、存在そのものに価値があるからだ。」「……は、……だからである。」というふうに、はじめにずばっと述べてしまうとだらだらしなくていいです。
 実例や細かい説明は後回しにして、とにかくこの段落では何を書くか(主題、理由1、理由2)ということを意識しながら書いてください。
 二つ目の理由は何でしょう? 「自然はお金では手に入れることができないからである。」という感じで考えてみましょう。
 反対意見への理解はいいですね。まとめもたいへんよかったです。

★私たちの生活のとても手助けをしてくれている⇒私たちの生活をとても手助けしてくれている

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